満腹になれる台湾料理屋さん♪ : 四季紅 水戸店

＜お店について＞
茨城を中心にここ数年で全国各地にどんどん店舗数を増やし続けている台湾料理店。
こちらは元はコンビニだった建物で、私が知る限り一番古い店舗です。
スタッフは中国人の方しかいませんが、日本語はだいぶ通じます。

・駐車場
店舗前と向かって右脇に10台分以上。

・席構成
フローリングに座布団を敷いて利用する小上がりに、2名がけや8名がけの座卓6卓以上あり。
テーブル席も6人掛けが多く間隔も広め。

・その他
ランチタイムは一人一杯だけ珈琲無料。
セルフサービスで、入り口入ってすぐ左のレジ脇に珈琲メーカーがあるので自分で注いで持ってきます。
冬はホットコーヒーですが、夏場はアイスコーヒー。
レジ脇には漫画や雑誌もあり。
休日のランチタイムでも席の予約可能。
食べきれなかった分はパック詰めしてお持ち帰り可能。


＜ランチメニュー＞
■週替りランチ…税込650円
メイン料理＋副菜＋ご飯＋スープ＋漬物＋デザートのセット。
メイン料理は15種類から選択。
副菜は鶏もも肉のから揚げや冷奴、サラダ等メイン料理によって決まってきます。
ライスのおかわり無料。
＋100円でスープをラーメン（台湾、醤油、豚骨、塩、豚骨台湾、台湾塩、担々メン）に変更可。

■ラーメンセット…税込680円
麺類13種類（夏季限定3種類含む）から1品と飯類9種類から1品選択するセット。
麺類の大盛りや飯類の大盛りはそれぞれ＋100円で可。


＜料理＞
2015年8月
■ジャージャンメン＋中華飯…税込680円
・ジャージャンメン
中国の炸醤麺と韓国のチャジャンミョンを足して2で割ったような一品。
茹でて植物性油脂を絡めた中細中華麺の上に、長ネギと肉味噌がのっているのですが、
メニュー写真と比べるとかなり肉味噌の量が少なく、もはや別物。
しっかりと和えればギリギリ麺全体に肉味噌が行き渡らなくもないですが、
ちょっと寂しい肉味噌量と言うか、少なくとも写真と全然違う…。
ただ肉味噌は唐辛子系の辛味はなく甜麺醤や砂糖が効いた甘味噌味で肉も粗挽き肉入りで美味しい。
これで写真並みの肉味噌量だったらかなり満足度高い一品だと思います。
ランチセットだからこうなのか、もともとこういう仕様でグランドメニューから単品で注文してもこうなのか…。
気になるところです。

・中華飯
ご飯の上に八宝菜がのった中華飯（中華丼）。
具は海老やイカ、うずらの玉子、タケノコ、キクラゲ、小松菜、ニンジン、タマネギ、白菜、マッシュルーム。
味付けは課長さんが担当。
たんぱく源である海老、イカ、うずらの玉子は各1個ですが、
他の具材の量がとても多く見た目にボリューム満点。
これぞ四季紅といった一品。
ご飯もかための炊き加減なので、餡が多少染みてきてもねちゃっとした食感にならず、
最後まで美味しくいただけました。


■冷やし担々メン（夏季限定）＋鮭炒飯…税込680円
・冷やし担々メン（夏季限定）
冷たく締めた中細中華麺の上に千切りキャベツと千切りきゅうり、
少量のピリ辛肉味噌がのった冷たい麺料理。
「ジャージャンメン」同様に肉味噌の量は少ないものの、
こちらはメニュー写真と同じくらいの量はのっていましたし担々麺なのでこんなもんかな…と。
ただ、担々麺を名乗るにしては辛味が全然足りず、
またかかっているタレが市販の冷やし中華のごまたれと同じような薄いもので、
芝麻醤やナッツ系のコクもなし。
ごまたれの「冷やし中華」というメニューが別に存在するので冷やし中華ではないのですが、
担々メンと言うよりは冷やし中華をイメージした方が近いと思います。

・鮭炒飯
ほぐした鮭や玉子、長ネギ入りの炒飯で、脇に紅生姜が添えてあります。
写真を見ての通りかなりパラッパラで、過去最強のパラパラ感。
味付けは塩メインとシンプル。
玉子は細かい揚げ炒り玉子状態になっていて、これが美味しい。
以前はメニューになかった「鮭炒飯」というこのメニューがこういう仕様なのか、
メニュー改定後の炒飯はみなこういうパラパラ仕様なのか。
ボリュームもかなりあり、満足度の高い炒飯でした。


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2015年7月
■豚骨台湾ラーメン＋天津飯…税込680円
・豚骨台湾ラーメン
以前と変わりなく。

・天津飯
シェフが変わったのか、シェフの腕が上がったのか、
玉子焼きが綺麗な渦巻き型になっていました。
渦巻き型、画像やメニュー写真では見たことがありますが実物を見たのは初めて。
一度食べてみたかったんですよね。
トロトロかビルズのスクランブルエッグのようなふわふわ食感を想像していたのですが、
実物はそうではなく中までしっかり火の通ったむしろかための玉子焼き。
なので渦巻き型は時間が経っても崩れることもありません。
不思議です…どうやって作っているのかがとても気になります。
餡については以前同様醤油ベースの同じものでした。
渦巻き型だからと言って特段感動を覚えるような味ではありませんでしたが、
食べることができたのは良かったです。


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2012年8月
■担々麺＋麻婆飯セット…680円
・担々麺
以前はなかったメニューで、ランチメニュー表に強引に手書きで追加されていました。
麺は他のラーメンと同じ中細の業務用中華麺。
麺の上には粗挽きの肉感が残る豚挽き肉やもやし、ほうれん草がのっています。
粗挽き肉が濃い目の味付けで結構美味しい。
スープは芝麻醤も効いてはいますがあまりコッテリ感はなく。
同じような激安でボリューミーな中華料理店、中国料理の鉄人の「四川担々麺」のようなものを期待していたのでちょっと残念でした。

・麻婆飯
山盛りご飯の上に絹豆腐で作られた麻婆豆腐がのった料理。
豆板醤は効いているものの花椒は控えめ。
日本の麻婆豆腐に近い味付けでした。


■台湾塩ラーメン＋天津飯…680円
・台湾塩ラーメン
以前と変わらず。（過去レビュー参照のこと）

・天津飯
こちらの天津飯は、トマトケチャップベースではなく醤油ベースの甘辛い味付けの具なし餡がかかったタイプ。
上にはグリーンピースではなく紅生姜がのっていました。
悪くはないですが、個人的にはケチャップ入りの餡が好きなのでちょっと残念。


■豚骨台湾ラーメン＋炒飯…680円
・豚骨台湾ラーメン
以前と変わらず。（過去レビュー参照のこと）

・炒飯
新たに「高菜炒飯」というメニューも手書きで追加されていましたが、
それだと辛くて子どもが食べられない可能性があったのでいつものオーソドックスな「炒飯」で。
以前より塩味が抑えられて食べやすい味付けになっており、パラパラの炒め具合で美味しかったです。


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2010年9月
■回鍋肉ランチ（回鍋肉＋醤油ラーメン＋冷や奴＋ご飯＋漬物＋デザート）…650円＋100円（スープをラーメンに変更したため）
+100円でセットのスープがラーメンに変更できるとのことでしたので、変更してもらいました。
麺類＋ご飯物セットのメニューでは麺類が差額なしで6種類から選べたと言うことは、
こちらのラーメンの味も指定できたのかもしれませんが、特に何も言わなかったので醤油ラーメンがきました。
私が頼んだものではないので少しだけ味見させてもらっただけなのですが、
回鍋肉はキャベツもシャキシャキしていて、ご飯が進む甜麺醤多めの味付け♪
醤油ラーメンは…業務用スープでしょうか？？
麺は中細の業務用中華麺のような中華料理屋さんでよく遭遇する麺。
スープの味や麺は普通でしたが、+100円しただけのセット物のラーメンにしては具は多く、
もやし・メンマ・わかめ・長ネギ・半タマゴ・豚バラのチャーシューが入っていたようです。
もやしの量は、もちろん二郎系とは比較になりませんが、
瑞蓮で食べた味噌ラーメンの“野菜増し”よりは多いかと。
チャーシューを少しもらって食べたのですが、これがやわらかくて意外に美味しかったです。
冷や奴はいたって普通の日本の冷や奴でした。


■台湾ラーメン＋中華飯セット…680円
こちらは私が注文。
先日四川菜館で食べた油淋鶏が美味しかったので、こちらの油淋鶏にも惹かれたのですが、
せっかく台湾料理を食べに来たのだから“台湾”と名の付く料理
（それが実際に台湾にある料理なのかどうかは別として）を食べようと思い、
「どう考えても炭水化物摂り過ぎだよ(￣￣;)」
とメニューを見ながら自分でツッコミを入れつつも、結局自分もこれを選択。
私は台湾ラーメンとやらを初めて食べたので本物（？）を知らないのですが、
こちらの台湾ラーメンは、醤油ラーメンの上部中央に炒めた粗めの豚挽肉、もやし、鷹の爪が、
その周囲にニラがのったラーメンで、ラー油は入っているものの辛さは控えめ。
スープや麺は普通ですが、上にのっている豚挽肉が粗めなので食べ応えもあり結構美味しい。
周りに散らしてあるニラは…たぶん生かと。
私は普段ニラは火を通して食べていますが、薬味としてネギを散らすような感覚なのかな。
独特の味が強いので苦手な人はダメでしょうが、シャキシャキしていて美味しかったです。
中華飯は、白菜・にんじん・タケノコ・青梗菜・マッシュルーム・ヤングコーン・キクラゲ・モンゴウイカ・
うずらの卵・エビ（…だったかな？）とかなり具だくさん。
塩加減もちょうど良く見た目の色よりもマイルドで、これまたご飯に合います♪
それと頼むまで知らなかったのですが、中華飯って中華丼と同意だったんですね(￣▽￣;)ゞ


■台湾塩ラーメン＋炒飯セット…680円
台湾塩ラーメンは、台湾ラーメンのスープが醤油ベースから塩ベースに変わっただけのようでした。
炒飯は、パラパラで炒め加減は絶妙なのですが、私にはちょっと塩味が濃く感じられました。


■台湾豚骨ラーメン＋牛肉飯セット…680円
台湾豚骨ラーメンは、もう書くまでもない気もしますが、
台湾ラーメンのスープがやはり豚骨ベースに変わっただけのようでした。
牛肉飯は、牛もも肉と玉ねぎの炒め物で、粗挽きの黒胡椒が効いていてスパイシー。
私には若干味が濃く感じられましたが、粗挽きの黒胡椒がいい感じでご飯との相性はいいと思います。


■氷花餃子…480円
壁に貼ってあったこちらの餃子が気になり、思わず2皿オーダー。
でも注文してから、ランチセットが650円で食べられるので餃子１皿（6つ）480円は割高だなぁとやや後悔…
それにどうせなら同じ餃子を2皿じゃなくて、もう1皿は別の点心を頼めばよかったとさらに後悔。
焼き餃子（6つ）なら280円、エビ水餃子（7つくらい？）でも380円なので。
で、この「氷花餃子」、グランドメニューには載っていません。
無知ゆえにどんな餃子なのかよくわからないままに注文してしまったのですが、
家に帰って調べてみたら、「氷花餃子」という名前の料理がちゃんとあるんですね。
しかも、宮廷料理の1つで満漢全席の逸品に配列されていたなんて由緒正しい餃子で、
1998年にアメリカで開かれた「飲食博覧会」では金賞を受賞しているそうな。
出てきたこちらのお店の氷花餃子は2つとも表面がやや焦げてしまっていて、
残念ながらメニュー写真のような真っ白で美しい見た目ではありませんでしたが、
それでも雪の結晶のように細かい穴が開いていて、普通の羽付餃子よりは見た目も綺麗です。
表面の皮は意外と厚みがあって、食べるとパリパリというよりサクサクとした食感。
蒲田の羽付餃子は羽が片栗粉で作られたものが多い気がしますが、こちらの羽は小麦粉でしょうか。
しかも生地が厚めなので、サブレのようにサクサクしていて、羽だけ食べても美味しい。
餡が詰まっている餃子本体の皮は、これまた肉厚なんだけどこちらはもっちもち。
餡は豚挽肉の餡で、餃子というより小龍包に近く、わからずに最初かじって食べたら
ジューシーな肉汁がこぼれてしまったので、2つ目からはレンゲに乗せていただきました。
上の皮はサクサク、中の皮はモチモチ、餡はジューシー♪
私は他の氷花餃子を食べたことがないので、これが正しい（？）氷花餃子なのかどうかわかりませんが、
これはこれで美味しかったです♪
ちなみに、私は普段餃子はそのまま何も付けずにかお酢だけを付けていただくのですが、
今回は氷花餃子と一緒に“餃子のタレ”を持ってきてくれたのでこちらを付けていただきました。
程よい酸味のタレで、餃子との相性もよく美味しかったです。


＜まとめ＞
参考までに（と言うか自分が今後食べに行く際に迷った時のために）、
同系統で且つこちらのお店と近い中国料理の鉄人とランチ比べをしておくと、

【麺類＋ご飯物のセット】
　☆中国料理の鉄人…700円（麺類6種類＋ご飯物6種類から選択＋小皿一品6種類から選択）
　☆四季紅…680円（麺類6種類＋ご飯物6種類から選択）

【メイン料理＋ご飯＋副菜＋スープ＋漬物＋デザートのセット】
　☆中国料理の鉄人…580円（6種類から選択・ご飯おかわり自由）
　☆四季紅…650円（6種類から選択・ご飯おかわり自由）

となります。
どちらも“化学調味料不使用”とか“食材はすべて国産”を求めるに方はオススメできないお店ですが、
「リーズナブルにお腹いっぱい中華料理を食べたい」なんて方にはオススメのお店です。