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水戸の町家?
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ひたちなかもん
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店名 |
閉店
常陸国 穴とら屋(ひたちのくに あなとらや)
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、鳥料理、創作料理 |
住所 | |
交通手段 |
水戸駅から1,589m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) |
個室 |
有 (8人可) |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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送別会で手渡すプゼントを探して、水戸をうろついた。
昼食に入ったのがこのお店。間口が狭く、通りに面したバールのような一角のわきに、幅1メートルに充たない石畳の通路が薄暗く延びている。建屋は2階建てで、横の建屋(そば屋さん?)との境界を5、6メートルも進めば、飲み屋的レストランの入り口に行き着く仕組みだ。
その佇まいは京都の町家のようで、中に入り込むだけでわくわく感がましてくる。伺ったところでは築70年の和菓子屋さんの家を改造してしつらえた空間なのだそうで、その当時の内装から選び出した透かし彫りや、意匠を凝らした飾り窓が、気持ち良さそうに配置されている。軸組のための複雑な穴形状を残した柱が空間をうまく遮っていて、「隠れ家」のような安心感も与えてくれる。
レストランと化した和菓子屋の狭い路地の先には、建物で囲まれた小さな中庭が、空まで抜けている。ここにも、東屋的離れがあって、中を覗くと4人ほどの来客用座卓がしつらえられている。30度を越す猛暑日の昼日中だったにも拘らず、表の外気温とは異なる涼しさのようなものを感じてしまった。
このお店の料理を話す前に、とにもかくにも、戦後間もない水戸の奥ゆかしい雰囲気(?)を巧みに再生した店主の感性には敬意を表したい。ガラス一つにも吹きガラスを使い、当時のねじ込み式の真鍮製の窓鍵や丹念に磨かれて黒光りのする木の床。どれをとっても「落ち着く要素」満載で、閑かに流れるボサノバも悪くはない(私はもともとBGMは大嫌いなのだが)。
ランチ利用のお客さんには、せわしない日常の有象無象から逃避して、ひとときの休息を得たいのなら、絶対おすすめの店といえる。
さて、私と連れ合いでいただいたランチは、常陸牛の特製牛丼御膳とカジキマグロの柚庵焼き。付いてきたものは、どちらも同じく水菜とサニーレタスと枝豆のミニサラダ、煮た飛竜頭の小鉢。香の物は、ぬか漬けのキュウリと人参。赤出しのみそ汁には小さく賽の目切りされた豆腐とわかめ。デザートに枸杞の実を載せた室温の杏仁豆腐(ココナッツミルクが掛かっていたと思う)。ご飯は選ぶことができて、どちらも玄米にしてもらった(土鍋で炊いてるのだそうだ)。
味は良いし、価格的にも妙に高い設定ではないので、気軽に立ち寄っていただく上では、何の遜色もない。
しかし。しかしながら、古い建屋をここまで見事にいかした手腕をお持ちの店主であれば、どうしても、少なからず(勝手に)期待していたところがあり、その落差がとても残念だったことも否めない。
一つだけ書かせてもらうならば、料理が載せられて来たうつわのアンバランス。
これは未消化な「ランチメニュー」という設定のせい?
コーヒーもいただいた小一時間。店主の厚意に甘えて、建屋の奥も見せていただいた(ありがとうございます)。
コンセプトが明確な飲み屋的レストラン。本業の夕方以降ともなれば、さらに面白い発見があるのだと思う。
今回は、雰囲気7割な面だけで押し通してしまったが、夜の部も入れて語らなくては、失礼なのかも知れない。