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garden6さんの他のお店の口コミ
店名 |
アノニム(anonyme)
|
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受賞・選出歴 |
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ |
予約・ お問い合わせ |
078-778-0965 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 |
このお店は「神戸市中央区中山手通2-17-6」から移転しています。 |
交通手段 |
地下鉄西神・山手線県庁前駅東1出口から徒歩3分 県庁前駅から262m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 |
予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
¥5,000~¥5,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
8席 (テーブル席 8席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可 |
ドレスコード | 特にございません。お好きな格好でいらしてください。 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2011年1月13日 |
備考 | |
初投稿者 |
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鯉川筋西、住宅と飲食店が混在する場所にひっそり佇むフレンチレストラン。
2011年の1月、店舗のオープン前に、店先を通りかかった際、どこかで拝見したお顔が…と思って足を止めてみると、かつて、フランスの様々な地方料理を供され、人気を博した、北野の人気レストラン「レストロエスパストランキル」のシェフではありませんか。
前のお店のお料理には信頼を置いていたので、どんなお料理が頂けるのかと楽しみにしておりました。
外観は一見すると美容室のようで、通り過ぎてしまいそうなほど控え目。
エントランスの扉の奥にはまた扉があり、外から店内の様子が窺い知れないようになっております。
エントランスでマダムにお出迎え頂き、一呼吸置いた後、店内へ入ると、わずか8席のカウンターに綺麗に整頓されたオープンキッチンがお目見え。
それはまるでプライベートダイニングのようで、カウンターが苦手な方は最初は緊張されるかもしれませんが、木の温もりがあたたかく、マダムが付かず離れずの心地良いサービスをして下さるので、心配はご無用だと思われます。
そんな空間で供されるお料理はまさに驚きの連続。
前のお店でも、アラカルトで、「カレー風味のマカロン」や「黒毛和牛のタルタルと弓削牧場のフロマージュフレ、マスタードアイス」など、意外性あるお料理の数々に驚かされましたが、コース1本となった新店では、最初から最後まで、意外性のあるお皿が振る舞われます。
これまで相当な試行錯誤をされてこられたのでしょう、意外性がある食材のコンビネーションが面白く、また、よくマッチしています。
例えば、魚介と古代米を用いたおじや風のスープトポワソン。
胃に染み渡る、深く優しい味わいです。
表現力不足で言い方に窮するのですが、いかにも二日酔いの時に頂きたくなるお味と申し上げれば少しは分っていただけるでしょうか(笑)。
キジのペーストにはユリ根とナッツをあしらって。
上品なキジの風味にユリ根の食感とナッツの香ばしい甘味が加わり、少量でも満足できる味わいに。
新鮮なイカのソテーは灰のソースの焦がし風味が加わり、フレッシュさと香ばしさが共存する一皿に仕上がっています。
雪のような白いカリフラワーとイタヤ貝のコルネは想像もつかない組み合わせと調理法。
薄くスライスされたシャキシャキの生カリフラワーとニョッキのような食感のコルネが違和感なくマッチ。
添えられた小さな肝の濃厚な味わいも存在感は充分で、しっかりアクセントになっています。
メインの牛ランプ肉とビーツのカネロニ+赤タマネギ、ヤシの子は統一的な色彩な美しさもさることながら、ミディアムレアに焼かれた柔らかいお肉と少し甘いカネロニを一緒に頂く妙が素晴らしいと思いました。
デザートは、チョコレートアイスに野菜をあしらい、イカスミのフレークを振り掛け、サラダ仕立てに。
生の葉野菜が入ったデザートは初めて頂きましたが、チョコレート、イカスミとの相性の良さがこれまた意外な、濃く深い味わいでした。
コースのなかに、ドイツパンのベッカライ・ビオブロートとフランスパンのサ・マーシュという有名店のものを取り入れているところも面白いです。
決して手を抜いている訳ではなく、自分の料理の良き理解者である、信頼する職人に、最高の技術を用いて、自分の料理にベストマッチするパンを特注されているのだとお察しします。
総じて、前のお店とは全く異なるスタイルになりましたが、意外性あるお料理は不変です。
いや、確実に驚きの度合いは増していると思われます。
そして、シェフが独り、ご自身の独特のセンスだけに頼って創り出されたお料理は新しい領域に進まれたと思います。
間違いなく賛否はあるでしょうが、シェフの感性を真っ向から受け留められるお皿を食すことができるようになり、非常に嬉しいです。
今流行のモダンスパニッシュのアプローチに近いものを感じますが、そういったお店のお料理ほどは精緻で画一化されたものに仕上がっておらず、意図的にあそび・余裕を持たせているところにもまた、シェフの個性が感じられます。
今後もマダムとお二人で、唯一無二の空間に磨きをかけて頂きたいと思います。
今夜はどんなものが出るのだろう…そうワクワクしながら、何度でも通いたくなるお店のひとつです。