｢世界一の朝食｣を頂きました。 : 神戸北野ホテル

日本には現在２つの｢世界一の朝食｣があるといわれます。
１つはニューヨークタイムズが「世界一」と称した、
ビル･グレンジャー氏プロデュースのbills。

もう１つがこちら神戸北野ホテル。
かつてフランスのスモール・ラグジュアリー・ホテル協会が故ベルナール･ロワゾー氏の
三ツ星レストラン「ラ・コート・ドール」の朝食に “世界一”の称号を与えました。
特徴は『シンプルだけど無添加・無農薬等にこだわり、自然な甘さで糖分を摂取することで、
脳の働きを活性化し心地よい身体の目覚めに重視した』朝食。

総支配人･総料理長である山口浩氏が北野ホテルを再オープンさせるにあたり、
師であるロワゾー氏より“世界一の朝食”を公式にプレゼントされたそう（ＨＰから）。


今回の関西旅の目的の１つ。
噂には聞いてたけど、ずっと宿泊しないと食べられないと思ってました。
でも運がよく席が空いていれば、ＡＭ７：００～７：３０の間の入店であれば
宿泊客以外でも予約ができるとのこと。
完全予約で一日５組までですが。

4,000円の食事代。
400円のサービス料と220円の消費税でしめて4,620円。
決して安くはない朝食ですが、一度は食べてみたいなと思いまして。
普段は３分や５分で慌しくパンを齧って会社に出かける毎日。
たまーにこういう「非日常性」を味わいたくなるんです。


ＪＲ三宮駅から歩いて１０分ちょっと。
小雨振るトアロードをひたすら異人館が立ち並ぶ界隈に。
やがて右手に英国様式のクラシカルなレンガ造りの建物が見えてきます。

さすがに朝７時のホテルはまだお客さんは誰もいらっしゃらず、
しばしロビーでゆったりと。ゆったりとした上品なソファに
座って準備ができるのを待ちます。

店内はもっと肩のこるような空間かと思ってましたが、
意外に空気も軽くカジュアルな雰囲気。
スタッフの方の接客も気持ちよかったです。

席についてまず最初の生ジュースのリクエストを。
生グレープフルーツかオレンジジュースを選びます。

以下内容と感想です。

■新鮮なフルーツのフレッシュジュース

　スタッフの方が最初に選んだ生グレープフルーツジュースの他、
　３～５種類の季節のジュースを持ってこられます。
　その中から好きなものを選びますが･･･そりゅ全部飲みたくなりますよね♪

　この日は、①青リンゴ＆セロリ②ニンジン＆アプリコット③イチゴ④マンゴー＆パッションフルーツの４種。
　フレッシュな果物を搾ったジュースなので果肉を感じるとろりとした食感。
　結構お腹に溜まりますが、これはオススメです。

　フランスでは生野菜を食べる習慣がないそうで、
　その代わりフルーツをたっぷりジュースや生で摂るそうです。　
　
■自家製パン

　この日は７種類。
　①クロワッサン②ブリオッシュ③ルヴァン・ナチュール（１カット）④パン・ド・ミエル（=食パン）２カット
　⑤フィナンシェ⑥クープ（小型フランスパン）⑦チョコが入ったデニッシュ

　全部は食べられないので、
　お願いすると袋に入れて持ち帰ることもできます。
　
　イグレックプリュスでも販売されている人気のパン。
　焼きたて・焼きたての冷めたてを期待したけど･･･、
　クロワッサンも食パンも冷たかった。パンはかなり期待はずれでした。

■コンフィチュール

　こちらもイグレックプリュスで有名なコンフィチュール。
　季節で３～５種類が用意されます。
　この日は①バニラミルク②木苺チョコレート③バナナ生姜キャラメル
　④アーモンドペースト⑤マンゴーオレンジ胡椒の５種。

　バニラミルクはひたすら甘い！木苺チョコはちょっぴりオトナですが、
　やっぱり最後はチョコ。アーモンドペーストはどこまでいってもアーモンド。
　バナナ生姜キャラメルはエキゾチックな味で少しミスマッチ。
　一番気に入ったのはマンゴーオレンジ胡椒。
　ピンクペッパーが甘ったるいマンゴーを引きしめてました。

■バターと蜂蜜

　バターはプレーン（有塩）・トマト・ガーリックの３種。
　決して感動する味ではありませんでした。
　蜂蜜は兵庫産の栗の木のもの。

■ヨーグルト　

　甘みの入っていないオリジナル。
　プルーンと栗の木のはちみつで頂きます。

■フレッシュフルーツ

　イチゴ・パイナップル・キーウィーのカット。
　ぶどうはコンポートで。

■タピオカ・オ-レ

　小粒のタピオカを甘く炊いたもの。
　結構甘いです。

■野菜スープ

　芽キャベツが入った薄味のスープ。かなり薄味。
　甘いものが多いので塩っけがもう少し合ったほうがよかったかな。

■ジャンボン・ハム

　ごめんなさい。うーん・・・普通。

■地鶏の半熟卵　　

　エッグシェルブレーカーという器具を使って殻の上の部分を割り、
　ブルターニュ産塩をふってスプーンで頂きます。
　これも器具を使うってのは面白かったけど、
　卵はいたって普通。黄身の味も濃くはないです。
　卵料理って一番の楽しみなんですが、これは残念。

■カフェ・オレ　　

かなり濃いコーヒーとミルクを１：１で割るフレンチスタイル。
これは美味しかった。紅茶も選べます。

ゆったりと１時間強をかけて頂きましたが、
個人的には一度でいいかな。