ウニに飽きる!?驚きのぶっかけうに丼 : 田村 岩太郎商店

公式

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田村 岩太郎商店

(たむら がんたろうしょうてん)

この口コミは、waineさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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4.0

¥3,000~¥3,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
2012/07訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥3,000~¥3,9991人

ウニに飽きる!?驚きのぶっかけうに丼

夏といえば海。

北海道の海にも短い夏は訪れます(当然か)

けれど、海で泳ぐとかダイビングではなく、もっぱら食べる方専門!
夏の海の幸といえば…

やっぱり『ウニ』

どさんことはいえ、ウニは高価な食材、おいそれと食べられたもんじゃぁありません。
だから、この短い夏の期間に一念発起してウニを目指していかなければなりません(笑)

今までの人生の中で、やはり一番は礼文島のエゾ馬糞ウニ。
根室や日高、留萌なんかも美味しいが、ここにかなうものはまずないでしょう。

けれど、それこそ道民とはいえ容易く行ける場所ではない。
それならば、もっと気軽にふらりと夏のドライブを満喫しながらにふさわしい場所…
それは積丹!

北海道の海はあまり美しくない砂浜かすぐに深くなる岩場ばかりだが、この夏の時期の積丹半島、
「積丹ブルー」と称されるそれはそれは美しい浅瀬の岩場があり、これは泳がずとも十分目で楽しめる。

そんな美しい岩場だからこそ、美味しいウニも採れるのだ。

当初目指したのは、積丹岬方面の言わずと知れた有名店「みさき」での赤バフンウニ丼。
しかし、先日夕方のテレビの情報番組で美国のムラキウニが甘くておいしく、それを惜しげもなく
『ぶっかけて』食べさせるお店がある、ということを知り急遽そちらへ向かう。

向かったお店は「田村岩太郎商店」
10時少し前に到着したがまだ客はいない(11時開店)
ちょうど店から先日の情報番組に登場していた方が出て来られ、夏休みまっただ中の土曜にお目当ての
ぶっかけうに丼が確実に食べるには今から並んでいたほうがよいかたずねてみた。

すると、開店前には並んでいる方はいるが11時半頃までに到着してくれれば今日は仕入れも多いので大丈夫、
とのことだった。


このため、まずは積丹ブルーを拝むために島武意海岸へと向かった。
この日は(7月28日)まだ海岸まで降りられる遊歩道は残念ながら閉鎖しており、ひとしきり眼下に見える
海を眺めたあと、本日のメインイベント『朝うにぶっかけ丼』を食すために岩太郎商店へと引き返す。

11時少し前に到着したが、やはり4組10名ほど開店待ちをしていた。
(以外に少なかった、テレビの威力は相当だと思っていたのでもっと行列ができているものかと思ったが)

開店時間となり最初のカップルが中へ通され、その後も一組ずつ呼ばれていくシステム。
30分ほど外のイスに腰掛けて待っていると、ちょうど最初の客が出て行くのと同時に中へ案内される。

「うに丼二つでよろしいですか?」
威勢のいい、けっこう男前のお兄さんに言われ「もちろん二つで!」
そして、こちらは前金にてお支払い。
一杯、3,000円也。

3,000円!?
ムラサキムニということを考えると、北海道人の感覚からすれば、まずはこの値段に驚き躊躇する人もいるかもしれない。
(たいていのお店がこの時期2,000円ちょいというところか)
しかし、その価格に納得するだけの理由がまさに、“うにをぶっかける半端ない量”なのだ。


支払いを終えた後、店員さんが丁寧にぶっかけの仕組みを説明してくれる。

目の前には白く濁った大きなボウル。
どうやらこの中に大量のウニが潜んでいるらしい。
このボウルに客自らが網杓子を入れ、そぉ~っと、しかも一度によそれるだけのウニをすくい上げるのだ。

店員さんが見本を見せてくれる。
「おぉ~!!」二人とも感嘆の声。
こんなに大量にお玉に盛られたウニはみたことがない!
実に見事に、一盛最低でも約250グラムという大量のウニがすくえるというのだ。
(もっとも早く来た客から順番にすくうため、ボウルに大量に入っているうちが有利ではあるらしいが)
お玉も丼も、直径15cmというところか。

さっそく私から挑戦することに。
店員さんが盛ってくれたご飯の入った丼を片手に、いざっ!

「わおぉぉぉーーー!!」

先ほどの実演よりもさらに、お玉にこんもりとウニが乗ったではありませんかぁぁぁ~!!
しかし、非常に重い。
いくら塩水に浸っている状態とはいえ、すくいあげて水を切ろうとしても女性の片手には相当重い。
こんなにウニの重みを感じることなんておそらく他ではないでしょう(笑)
(っていうか、この客自身がウニをぶっかけるシステムなんてないだろうし)

けれども、私はここで、ボウルからそのまますくいあげなければならないところ、ボウルのヘリにお玉をあててすくいあげる
という、反則技を犯してしまったのだ(そのまますくいあげれば全面から多い分は落ちてしまうものね)
しかし、優しい店員さんはこのルール違反を「本当は反則なんですけどねぇ」と言いながらも笑顔で許して下さった。

すくったウニはしっかり水切りすることを指示され、それを丼へとよそる。
捕えたウニは一粒たりとも落とさないよう、そろりそろりと…


そして、myうにぶっかけ丼の完成!
ブラボー!!
ウニがこんもりモリ盛だ。

いやぁ、「みさき」のウニの量も多いが、一度にこんな量が入った丼はみたことがない。
聞けば一つのウニからは6粒の身しか取れない(←粒という言い方は適切ではないと思うがわかりやすいかと思うので)
だから、この一杯の丼には数十個のウニが盛られているということになるのだ。
そんな量の生ウニを居酒屋や寿司屋で注文した日にはいったい…\\\???
考えるだけで恐ろしい(笑)

相棒がすくい上げるのを見届け、テーブルへ運ぼうとするとここでも店員さんより指示が。
「まずはそのまま何もかけずに召し上がってみてください。」
そりゃそうだろう、朝に採れたばかりの新鮮な塩水ウニだもの、そのまんまでいただかないとね。

「ヘラガニの味噌汁もどうぞ、おかわり自由ですので」
なんと、このたっぷりダシの出た味噌汁がおかわりOKという太っ腹!


さらに
「ウニもそれだけの量だと飽きると思いますので、飽きたらわさび出しますので声かけてください。」

は?ウニに飽きる?
まっさかぁ~。
ウニに食べ飽きて味変えるためにわさび醤油をかけるなんて、ありえないだろ~(笑)

なんて思ってたよ、確かに、このときは。


そして念願のウニ丼、実食!

うぉぉぉぉーーー!!
なんと、このウニの甘いことでしょう。
そして、一粒一粒がしっかりしている。

いやぁ、これはこの時期この場所でだからこそ、いただける新鮮な素材そのもののお味。
ムラサキウニってこんなに上品な甘みがあったのね。

札幌のデパートやスーパーでも「積丹産」はあっても「美国産」と表示されたものは見かけたことがなかった。
この美国で採れたウニの多くが道外に出回っているというのもうなずける美味しさだ。

通常丼飯は、ご飯をかきこむような感じだが、このウニ丼はウニをかきこんでいるという感じ。
とにかく口の中が最初から最後までウニウニなのだ。
ウニを残りご飯と調整しながら食べるなんて小細工は全く必要なしの文句なしの量なのだから。


と、丼の半分にきたあたりで、まさかの…
そう、店員さんの言っていた通り、ウニに「飽きて」しまったのだ。
ムラサキウニだから甘いとはいえあっさりしているし、飽きるなんてことはないだろう、なんて思っていたのに。

そこで、変化球で残りを平らげるためわさびをオーダーし、醤油に溶かして少量をかけてみた。

あらららぁ~
これまた一段と甘みが引き立ち、さっきまでの直球勝負とは違った味わいが楽しめるではないですか!
一度に二度美味しい、ってやつね。


本当に満足!
ウニをぶっかけるなんてありえないと思ったけど、あったんだねぇ。
ひと夏の幸せ…。


お店を出るとき店員さんに
「また遊びに来て下さいね!」と声をかけられる。

いや~お兄さん達、最初から最後まで明るく親切で素敵な接客だった。
テレビ情報によると美国のビーチボーイズとのこと。
いや、確かに皆さわやかで、なかなかのイケメンだった。

我々の後に入ってきた女性二人組にはさらに優しかったような気がするし(若い子だったしなぁ)
しかも、彼女たちは私よりはよそったウニの量が明らかに少なく(ちょうど席からよそるところが見えたのよね)
なんと、「追いウニ」なるものもしていた(店員さんが盛の少なかった客にはウニを追加してくれるサービス!)


店内の雰囲気は小ジャレていて落ち着けるし、接客も良い。
ただ、海岸沿いにあるわけではないから海の明るい雰囲気はなし。
くわえて、ご飯は柔らかめで塩水を切るとはいえ、他の店より若干ゆるい感じがしなくはない。
赤ウニもなければ、他の丼物や定食物は一切なし。

積丹に来たなぁ~(っていう雰囲気を味わいたい)
あわよくばバフンウニも、イカ刺しなんかも食べたいなぁ、なんて人には不向き。

あくまで、大袈裟にいえば、
“人生に一度、飽きるくらい大量のウニを一度に食べてみたい!”
という人にオススメ。
とにかく、「ウニを自分ですくう」という、斬新極まりないパフォーマンスにきっと満足するはず。

余市の柿崎商店、積丹岬方面のみさきほか有名店のちょうど中間地点。
この美国ブランドのウニを世に知らしめる、そんな一軒であると思う。


ちなみに帰り道、古平の海産物売場に寄ったが、美国産のムラサキウニが塩水に浸された状態で
一カップ100グラム入り、1,000円ちょうど。
このカップ、三つ買って3,000円。
でも一度にその量を自宅では丼にする勇気がないわ(笑)
なんてったて、美国の地ならではの、岩太郎だからこそ、の丼。

けれど、この塩水ウニ、柿崎商店でも千円は超えるし味も美味いし、非常にコスパ高し。
おそるべし、美国のムラサキウニ。

  • 田村 岩太郎商店 - 名物!朝うにぶっかけ丼

    名物!朝うにぶっかけ丼

  • 田村 岩太郎商店 - ご飯が見えないどころかウニがてんこ盛り

    ご飯が見えないどころかウニがてんこ盛り

  • 田村 岩太郎商店 - 自らすくうウニ

    自らすくうウニ

  • 田村 岩太郎商店 - ウニを落とさないように…

    ウニを落とさないように…

  • 田村 岩太郎商店 - 朝うにぶっかけ丼とヘラがにの味噌汁

    朝うにぶっかけ丼とヘラがにの味噌汁

  • 田村 岩太郎商店 - 美国「田村岩太郎商店」

    美国「田村岩太郎商店」

  • 田村 岩太郎商店 - 外の看板メニュー

    外の看板メニュー

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店舗情報(詳細)

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店舗基本情報

店名
田村 岩太郎商店(たむら がんたろうしょうてん)
ジャンル 海鮮
お問い合わせ

0135-48-6300

予約可否

予約不可

住所

北海道積丹郡積丹町美国町船澗132-1

営業時間
  • ■ 営業時間
    6月~8月 AM10:00~食材が無くなり次第終了(平均PM3:00)
    ■ 定休日
    不定休 要確認
予算(口コミ集計)
¥6,000~¥7,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

32席

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

15台

メニュー

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ホームページ

http://www.syakotan.net/gantaro/

オープン日

2012年3月27日

備考

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