日曜の午後、たまには、こういうところでゆっくりと・・・・・ : サッポロ珈琲館 北野店

日曜日、続き。
家で、おやつを食べた後、まだ買い物が足りないことに気が付き、改めて出かけることに。

で、ちょうどこちらの前を通りかかり、「何か、冷たいものでも食べたいね！！」などと、おやつを食べた後にも関わらず、まだ何かを食べたいという暴挙的発想が湧き上がる。
また、山中牧場のアイスがあるような幟も見えたことから、たまにはここ【サッポロ珈琲館】にでも立ち寄ってみようと、車を駐車場へ乗り入れてみた。

この【サッポロ珈琲館】。
まぁ、我が家的には、この手の純喫茶店については、普段、滅多に利用することがない。

まして、この【北野店】は、よくこの前の通りは通るが、利用するのは初めて。
それでも今まで、この【サッポロ珈琲館】の利用として、多分、未レビューだと思うが、新さっぽろ、大谷地、月寒店での利用が多いところ。

今日は、ひょんなところから、時間もあるし・・・・ということで、利用を思い立つ。
さっそく店内へ入ると、１Ｆは”コーヒー”や”ケーキ”のテイクアウト用の売店になっている。

なかなか、シックな造りで、アンテーィクな雑貨類が自然に配置されていて、店内一杯に広がる”コ－ヒー”の香りとともに、私にとっては非日常の空間。
うん、こういう雰囲気は久々であるが、なかなか癒されて気持ちがいい。

で、何か冷たいデザートものをと思って店内を探すがそこには見当たらず。
多分、２Ｆかな・・・・ということで、喫茶フロアに足を踏み入れ、テーブル席へ落ち着くことに。

でも、メニューを見ると、私達が食べたいと思うようなデザートメニューがない。
それよりも、ワッフル等のスィーツメニューに興味深いものが目白押し。

「しまった、今日のおやつはもう食べてしまっているんだ・・・・・」と、やや後悔。
まぁ、仕方がないので、”コーヒー”でも飲もうかと気持ちを切り替え、久々にこの手の店で、つかの間の時をゆっくりしてみることに。

そこで、私は”午後のホットブレンド（463円税込）”、家内は”アイスアメリカン（547円税込）”でお願いしてみた。
すごく丁寧な作法の振る舞いの店員さんが、「かしこまりました・・・」と、注文を聞き、奥へ下がっていく。

周りを見廻すと、日曜の午後のひと時を、ゆったりとくつろぐ人達が、あちこちで見られ、これはこれで贅沢な時間という雰囲気。
実は、そもそも、私はあまりこの手の喫茶店は、若い時からも、あまり頻繁に利用するタイプではない。

よく、喫茶店に雑誌とか音楽を聞きながら、何をするわけでもなく２時間でも３時間でも居続ける人がいるが、私は結構あれはダメ。
よっぽど、仕事や交通機関の乗り合わせの待ち時間などで、どうしても時間をつぶさなければならないという時以外は、まず、そういう利用の仕方はありえない。

食べ物や飲み物を飲んだら、さっさと出てしまう。
私は、別に時間に追われている時でなくても、なぜか時間がもったいないような気がして、結構、こういう場所にじっとしていられないのだ。

そのため、テーブルの上に何もなくなって水だけを飲み、新聞や雑誌、漫画などを見ながら、午前中一杯過ごしていたとかいう話を耳にしても、私には自分の生理的には考えられない現象。
さすがに加齢とともに、この、せっかちさは軽減されつつあり、ここ最近は、休む時は休むという落ち着き？のようなものも出てきたようだが、それでもいたずらに長時間過ごすのは無理。

ここの先客たちも、その雰囲気から、かなり長く居座っている感じで、私達が来てからも、まったく腰を上げる様子は感じられない。
きっと、ず～っと、夜までいるのかもしれない。

しばらくすると、私の”ホットブレンド”と、”アイスコーヒー”の到着。
うん、いい香り。

まぁ、こういうクラスの喫茶店ともなると、もう”コーヒー”としては、どこの店でも、美味しいといわれる水準は軽くクリアしているのが当たり前。
よほど、変な個人店でもない限り、逆にまずいコーヒーに出会うという方が至難のことかと。

後は、本人の好み、その日飲みたいタイプとの相性であったり、その店の雰囲気の問題かと。
そういう意味では、ここも外れはなく、安定の高品質の味。

おいしい。
やはり、なんだかんだいっても、私が家で淹れる”コーヒー”など足元にも及ばない。

冷たいデザートは食べそびれてしまったが、これはこれでいい。
先ほど家で、おやつを食べた時、飲み物を牛乳としていたためか、余計に”コーヒー”が恋しくなっていたことに気が付かされる。

思えば、家内とこういう場所で２人っきりで過ごすというのも、何十年ぶりであろうか・・・・・・。
別に、大した会話などもないのだが、こうれはこれで、久々に新鮮な時間であった。

ただ・・・・・。
やっぱり私は、あまり必要以上の長居ができないのは変わらないみたい。

飲み終わって、適度に余韻を楽しんだら、次の目的に向かってゴーである。
実際、大した用事があるわけでもないのだが、根本的にじっとしていられないのは変わりようもないようである。

まぁ、とにかく元気なうちは、これでヨシということにしよう。
それでも、たまにこういう過ごし方もいいものである。