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店舗基本情報
| 店名 |
移転
すずめ
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン |
| 住所 | |
| 交通手段 |
広島バス 25号（草津）線 緑大橋西詰バス停下車 徒歩3分 小網町駅から308m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
（※混雑時は相席もあると思うので譲り合いましょう。） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 店舗向かって左手のビル１Ｆに3台 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
子供可 |
| 備考 |
2015年4月30日をもって閉店です。 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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生粋の広島市民ではない私は、
広島ラーメンと言うのがまだなんとなくしか解っていないのですが、
それでも店名を聞いた事があるのがこちらのお店。
いつかは行ってみようと思っていたものの、
『いつか』と思っているといつまで経っても実行しないのが人。
そんなある日、
車内でなんとなく流していたラジオで、こちらのお店があと数か月で閉店することを知り、
これは行ってみなければと思い重い腰を上げる。
場所は、平和大通りからすぐなのですが、
駐車場はあっという間に埋まってしまうし、
最寄りの電停からも少々遠い。
一応、お店のある区画のすぐ南側の通りにコインパーキングがありますが、
一方通行なので注意が必要です。
でも、少ないとはいえお店に駐車場があるのにコインパーキングに停めると言うのももやもやしますね。
そんなわけで、少々歩きますが、私は路面電車でレッツらごーです。
営業時間は１５時からのようで、到着したのはほぼ１５時ちょうど。
『整理券をお取りください』と書かれた引き戸をガラガラっと引くと、
入ってすぐ右手に発券機があるので引き抜き、
ほぼ満席だったので一旦退場します。
これは１５時前に行っても入れてもらえるタイプではなかろうか。
しばらくすると次々と人がやって来ます。
その間先客が何名が出ていきます。
外の人だかりが十数名くらいになった頃に、お店の方が『中へどうぞ』と招き入れてくれます。
集団の先頭だったのでとりあえずカウンター席の一番奥に座ります。
店内はどこか懐かしいラーメンの香り。
純粋な広島市民ではない私でさえ、
どこかしらノスタルジーのような部分をくすぐられます。
どうしたものかと思いながら、とりあえずテーブルの上に整理券を置いて待ってみます。
周りのお客さんもなんとなくそうしています。
私のすぐ側、
すなわちお店の奥の方に冷水器とコップがあるので、お水はセルフで。
店員さんが注文を取りに来るわけでもなく、
誰も注文を入れる訳でもないので、ああ、そういうお店かと思って待ってみると、
注文していないのにラーメンが届けられました。
整理券はその際に回収されていきます。
つまりそういうお店です。
整理券は1人１枚なのか、グループで1枚なのかどちらが良いのか分かりませんが、
整理券とラーメンが引き換えなので、
『私のラーメンが来ない』だとか、『順番がおかしい』などの無用なトラブルを避けたり、
お店の方に分かりやすいようにという意味で、
1人１枚取った方がベターではないかと思われます。
届いたラーメンは、一見、クラシックな面持ち。
濁った醤油とんこつのスープに麺が沈んでおり、中心部にはもやし、その上にネギがのせられています。
その周りに一口サイズのチャーシューが５枚。
花が開いたようなこの盛り付けを見て、
最近のラーメンのような華やかな盛り付けのように、
一目見て美味しそうと思わせるような直球的なものではなく、
職人が作った工芸品のように飾りっ気はなくとも感じられるような、
ある種の美を感じる。
一言に昔ながらと言い捨てられない奥深さがありますね。
臭みの無い醤油トンコツのスープは、
口に含んだ瞬間はややこってりと感じるものの、
いつの間にかすっと消えていくようなあっさりとした後味。
いわゆる『こっさり』ってやつでしょうか。
その味覚の始めと終わりの間に、
塩分は比較的控えめなのですが、
旨みやコクみたいなのが良い感じに感じられ、薄いとは感じさせない。
気持ち固めののど越しの良い麺との相性も良いですね。
チャーシューは、今風のトロトロタイプではありませんが、
決してパサパサではなく、やや弾力のあるハムっぽさを感じます。
もしかしたら、
有名店というバイアスがかかっていたのかもしれませんが、
確かにこれは美味しい。
でも、ものすごく美味しいというよりは、
ある時ふと思い出して食べたくなるというタイプですね。
お会計は、適当に店員さんに声をかければ清算してくれます。
もう閉店まであまり日が無いようなので、
気になる方はお早めに。