真冬でも人気！　夏ほどではないが♪(´ε｀ )　 : ビールスタンド重富

　大寒波到来で超寒いのに相変わらず人気のビールスタンド重富。
真夏の４３人待ちほどではないがこの日も寒い中店内は満員。

　午後６時半、外でも２人待ち。　１０分くらいで入れました。
本日は宴会後なので一杯のみ。　この後もフラフラしたいしね。

　二度注ぎ昭和。　一度注ぎの泡を下から押し出して泡をそっくり入れ替える。
あいかわらずのプレゼンテーション。　そしてビールはウマい

　ただ・・　最近泡率が高くないですかね　(；´Д`A　　
重富の名前があれば誰も文句は言わないでしょうけど　(；´Д`A　

　久々のビールスタンド重富！
相変わらず、もの凄い行列だぁ(ﾟДﾟ；)

　まぁ並んでも飲む価値はあるけどね。
でも待ち時間はせめて１５分くらいにしてほしいよなぁ

　それにしても道具というのは使うほどに存在感を増し始めるというのか・・
無機質な金属なるがゆえに人の手が加わると妙にエロティシズムを醸し出すというのか・・

　今や名機の風格すら纏う昭和のドラフトタワーでありましたな。

・・・・・・・・・・・・・
　２０１５年１０月　

　北九州からの帰り道、ビールスタンド重富に直行したのは言うまでもない。(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
開店１５分前だが既に数人待機状態。

　新幹線内でかしわめしを食べて喉が渇いていた私の体が生ビールを欲していたのは言うまでもない。(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
まずは恒例の一度注ぎの一気飲み。

　二杯目は久々の三度注ぎ。
それにしても重富師匠、一人一人に相変わらず丁寧な説明と接客。

う～ん、素晴らしい！　と感心していたのは言うまでもない。(￣ー￣)ﾆﾔﾘ

本日、何杯目だったのだろうか・・

・・・・・・・・・・・・・・・
　２０１４年７月

東京、京都、大坂と連日過酷な仕事(？)をこなした私は一刻も早く家に帰って風呂に入りたかった。
しかし近畿、九州方面から「どうしても広島で飲みたい」と言う好奇心旺盛なレビュアー様が本日来広の予定なのだ。

　しかも当方の予定など一切の考慮もなく、「○○日に伺います。よろしかったらご一緒に」という真珠湾攻撃のような一方的な最後通告だ。

　疲れ切っていた私はもう歩く気力も無かったが、遠来の友人を放置プレイにすることは出来ない。
まして近畿方面の御仁には半年前に大阪でさんざん世話になった恩義もある（最後は放置されたが）。

　重い足を引きずって待ち合わせ場所の重富酒店に開店１０分前に到着した律儀な私。
相変わらずの人気だが真夏に比べると行列は少ない。

　程なく近畿の異能レビュアー氏と九州の酒豪レビュアー様のご到着。
ハリウッドスターのようにハイヤーで到着だ。

　狭い店内に三人揃って入店。　各々好きな注ぎ方をオーダーし新鮮無類の生ビールで喉を潤す。
生ビールなどという言葉も今や使い古された感があるが、この重富のビールは正に「生」を飲んでいるという実感に浸れる稀有なビールだ。

　ここで近畿のレビュアー様は店内高所の神棚に頭部を激突させ脳漿をぶちまけるという重富酒店開店以来初めての快挙を成し遂げる。　公称１８５センチとのことであるが、どう見ても１９８センチ以上はある巨体である。
阪神の藤波、イヤ、往年の「熊殺し」のウイリー・ウイリアムスといい勝負であろう。(((( ；ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

　さて、ここで私は裏メニューの一つ「灘コロンビア」を注文した。
通称「灘コロ」別名「松尾さん注ぎ」またの名を「新井さん注ぎ」と数々の異名を持つ知る人ぞ知る注ぎ方らしい。

　マスターの重富氏が敬愛する新橋のBIER REISE ’98の松尾さんのそのまた師匠にあたる今は無き「灘コロンビア」の新井徳司氏にちなんだ有難い注ぎ方らしい。

　高杉晋作に憧れる教育者が晋作の師匠にあたる吉田松陰にちなんで「松下村塾」という学習塾を自ら開講するようなイメージであろうか？

　ありがたい注ぎ方なのであろうが、近畿のレビュアー様の脳へのダメージが気になる私は気もそぞろで、イマイチ違いは良く解らなかったが美味しかったのは言うまでもない。

　一杯５００円の至福を其々２杯づつ堪能してスマートに店を後にしたのでありました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　２０１４年７月　

　ビールスタンド重富は５時オープンなので時間潰しに本屋のベンチでウトウトしていたらあっという間に４時半過ぎになっていた。
慌てて歩いて移動。　１０分前に到着するも路上には既に先客は１７，８人。

　(；￣皿￣)ヒィ～～しまったぁ～・・

　ツマミなしでビールも２杯までなので客の回転が良さそうなものだが、この店は意外と時間がかかる。
みんなまったり飲むのである（汗）　私のようにサッと飲んでサッと立ち去る礼儀正しい（？）酒飲みは最近は少数派である。

　この日は気温３５度以上（汗）　西日の照り付けはマックス（汗）　アスファルトの路上は真夏の甲子園のマウンドよりも暑いのではなかろうか（汗）　まるで第二次大戦時のバターン死の行進である（汗）

　こんな思いまでして待てば自分の番になったらジックリ味わいたいのは分かるが、みんなジックリしすぎだっちゅーの（汗）
４５分以上待ってやっと店内に入る。　フゥ～～・・

　マスター慌てず騒がず並んでた順にきっちりオーダーを聞いて行く。
脳の温度が沸点を突破している私はまずスッキリタイプの一度注ぎをオーダー。

　グイッと一口。　クゥ～こりゃ強烈な一杯じゃわい。　待っただけのことはある。　以前よりグラスも冷えている。
イヤ、結果的に一番の調味料は外の灼熱地獄か。　この状態で飲んだら缶ビールでもウマかろう（笑）

　さて２杯目は重富注ぎだべ。　これが一番ウマいという。　
苦みもしっかり味わえるビールらしいビールだ。　ウマいなぁ・・

　楽しいのでつい長話をして盛り上がるグループもあるが表の灼熱地獄には２０人以上並んでいる。

　皆さんさっさと飲んで席を譲りましょう～。

・・・・・・・・・・・・・・・
２０１３年８月　

　暑いぃ！　毎日暑い！

　重富で生ビールが飲みたい！　いつ飲んでも美味しいが気温３５度の今こそ重富で飲みたい。
おそらく一年で一番美味しく感じるに違いない。

　お盆期間中の土曜日、このビールが飲みたいがために、バスで広島市内に。
到着一番に重富に来て生ビールをラッパ飲みしたかったが、せっかくの休日、そんな計画的なことが意志の弱い私に出来る訳がありません。
　重富の開店は午後５時。

　１時過ぎには市内に着いていたので、「ますゐ」「そらや」「アイニティ」と既に３軒。
その後本屋で１時間ほどに時間を潰して、喉を乾かす為、炎天下の中適度に歩いて開店直前の重富へいざ！

　んがっ！　開店５分前にもかかわらず店の前には長蛇の列が！
何これ？　こんなに人気なの？　前はサッ入れたのに(驚)

　まあ私やらくだ丸さんが食べログでいらん事を書いたりするのも原因の一つかもしれん、
などと考えてみても後の祭り。

　わざわざここの生ビールを飲むために広島まで出てきたんだから今更後には引けぬ。
１５人程いた先客の後に行儀よく並ぶ。　開店時間を過ぎると更に私の後ろに７人くらい並んだ。　ショエ～。　み、みんなどうしたのぉ～

　ビール２杯限定で、ツマミの類はなし。　２，３分もあれば事足りるだろうに、みんなゆっくり飲みよるのぉ。
とくに彼氏に連れられて来てる女の子が遅いのぉ。　さっさと飲んで交代してよ～、　
二人っきりで、もっとお洒落でクーラーの効いた店に行きなさいよぉ(^^;)　などと心で叫びながら４０分。　やっと中に入れました。

　まあ、おかげで体内のアルコールと水分が抜けてビールがおいしく飲める状態になった。

　さて１杯目はやはり壱度注ぎ。　荒々しい昔の生ビールの味わい。
クゥ～！　炎天下の中、待っただけあってハラワタに染み渡るぅ～。
　
　２杯目は弐度注ぎ。　昭和のビールサーバーで注いだ生ビールの上に平成のサーバーで作り出した繊細な泡を載せるハイブリッド生ビール。　これはウマい！

　中のビールは壱度注ぎと同じものなのに、味わいはまったく別ものである。
ある意味この「弐度注ぎ」が一番美味しいかもしれぬ。

　ビールは泡で劇的に味が変わるというのを改めて実感した。

　途中でビールサーバーの中を開けて見せてもらった。　昔ながらの氷冷式。　呉の「オオムラ」と同じ昔の冷やし方ですね。

　外側の味のある木製の台はインターネットで購入した中古品だそうだ。　ビールサーバーは昔の設計図を基に再現した戦前の形。　昔からそうであったかのような風格が既に具わってきていますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　２０１２年９月

　最近TV等でも話題の重富酒店。

　老舗の酒屋さんが「最高のビールを提供したい」と倉庫の一部を改装してビアスタンドを作ってしまったという。

　こんな話を聞けば、無類のビール好きとしては黙ってはいられない。
ただ行きたいと思いつつも場所が今一つよく分からなかった。

　そんな折、早速マイレビュアー様が投稿してくれたのであります。
お蔭で場所が分かりました（＾・＾）

４畳半もないような狭い自家製のビアスタンドの中は噂を聞きつけて集まってきたビールファンでごった返しています。

　ビールは一杯５００円で一日一人２杯までというルール。　ツマミはなし。

目玉は何と言っても、店主がこだわり抜いたビールサーバー。

　戦前ドイツ人技師から「生ビール」を習得し、広島に広めたのが店主の祖父だそうだ。

（ちなみに戦前トロ箱（市場で魚を入れてある箱）を発明したのは私の祖父です（＾・＾）　それまでは一匹一匹数えていたそうで、漁の規模が大きくなるにつれて、らちが明かなくなり、箱にいれて重さで売ろう　ということになったらしい。　関係ない話でスミマセン。）

　店主は当時のビールサーバーを復活させて、当時の旨いビールを広島の人に飲ませてあげたい。　その思いがビアスタンドを作った原点だそうだ。

　戦前の資料を探し出し、特注で再現した昭和初期のドラフトタワーで注がれる生ビールこそが重富酒店自慢の一杯であります。

ちなみにカウンターには昭和初期の再現されたビールサーバーと現在の最新鋭モデルの平成のビールサーバーがツィンタワーのごとく２機並んである。

　ビールは注ぎ方で４種類に分けられる。

　壱度注ぎ、弐度注ぎ、参度注ぎ、重富注ぎ。

　まず一杯目は店主お勧めの壱度注ぎでお願いします。

　文字通りグラスからビールが飛び出るほど一気に注がれます。
その間僅か１，２秒。　ビールまみれになったグラスをカウンター横の氷桶にサッと浸けてキレイにしてお客に出されます。

　こりゃウマそうだ。　飲もうとすると、
「待ってください。　正しいビールの飲み方があるのです。」　と店主氏。

「まず、脚を肩幅に開いてください。　そして背筋を伸ばして、腰に手をやって、牛乳を飲むように飲んでください。　こうすると食道が開いてビールの爽快さが一気に体に入っていきます。」　　とのこと。

　ちなみにパンツ一丁になる必要はないみたいだ（＾＾；）

とりあえず言われたとおりのポーズで飲んでみる。　　

　ウマい！　こりゃあとんでもなくウマい。
飲み方が良かったのかどうかは判らないが、ビールは文句なしにウマい。

　炭酸が心地よい。　まさに生きている液体を飲んでいる実感がある。
グラスに入ったビールは３５０ｍｌくらいらしいが、２口で飲んでしまった。

　二杯目は一番手間のかかる参度注ぎでいただく。
ちなみにこの注ぎ方は５分かかる。

　まず一気に注いでグラスを泡だらけにする。　泡が落ち着いてグラス半分程度のビールになるまで３、４分待つ。
落ち着いてきたら８割程度まで継ぎ足す。　更に１，２分待って三度目の継ぎ足しをして完成する。
泡の形状もすごい。　ホイップクリームのように盛り上げられる。

　参度注ぎで飲むビールは炭酸、苦みが薄らぎ、実にマイルドな味わい。
これもこの店でしか飲めないビールだ。

　提供されるビールはアサヒの樽生。　広島では今やほとんど見かけることがない。（今はほぼ全ての居酒屋がスーパードライ）
呉にも「オオムラ」というサッポロビールを飲ませる名ビアバーがあるが、そことは又違ったおいしさがある。

　広島にも素晴らしい店ができたもんだ。