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とんちゃん
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店名 |
閉店
いぶしぎん
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、日本酒バー |
住所 | |
交通手段 |
広電(市内電車)胡町・八丁堀電停から徒歩約5分 八丁堀駅から350m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA、Diners) |
席数 |
21席 (テーブル席・カウンター) |
---|---|
個室 |
無 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ホームページ | |
備考 |
コースは前日までに予約が必要 |
お店のPR |
洋食メニューに日本酒
メニューは洋食系なのに、日本酒が充実しているお店です。 ワインのように、日本酒を洋食に合わせて楽しむことが出来ます。 2013ミシュラン広島版に☆なしですが、掲載されました。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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広島市での夜。
「魚福」さんで魚をいただいて、日本酒の旨い店があるらしいのだが・・・ともう1軒。
お店がなかなか見つからない。
あれだ!
ビルの2階に目指すお店がありました。
新天地交番の斜め前、中央新天地集会所の南向かいにあるビル。
「いぶしぎん」さん。なんだかそそられる、いい店名ですね。
【旨い純米酒酒の肴多数有ります。】
【広島の酒で乾杯!】
いいですねぇ!ヽ(^◇^*)/
【旨い純米酒の燗あります~広島煮酒倶楽部~】
聞き慣れない日本酒銘柄がいくつも並んでいます。
「純米酒」が売りってのはわかりますけど、その「燗」を強調しているのはなぜ?
「広島煮酒倶楽部」ってなんでしょう?
まぁ、よくわかんないけど、行ってみましょう。
お店に入ると、日本酒の冷蔵庫が正面でお出迎え。
ほほぉ、これは期待できますね。
店内は薄明かりでバーのようです。
厨房に向かったカウンター席とテーブル席があります。
とんちゃんは同行者とテーブル席へ。
ご主人がフロアにいて厨房には女将さん。居酒屋によくあるのとは真逆の配置です。
なぜなら・・・ご主人は日本酒のソムリエ役だから、ってことが後でわかります。
早速お酒のリストを開くと【広島酒】と書かれた日本酒の銘柄が並んでいます。
知った銘柄もありますけど、知らない方が多い。どれがいいか・・・わからない。
「知らない銘柄が多いんですけど、オススメはどれでしょうか?」
素直にご主人に伺ってみました。
「白鴻の純米大吟醸はどうですか?」
おっと、値段の高い大吟醸と来ましたか。いいですよ。σ(゜ー^*)
「大吟醸は他のお店では冷やで出すところが多いんですけど、うちでは燗をして飲んでいただいているんです。」
「えっ?!大吟醸を燗ですか?!」w(*゜o゜*)w
これにはビックリです。常軌を逸していると言ってもいい。
と、ご主人が語り始める。
不味い水道水でも冷やして飲むと美味しく感じる。
それと同じように日本酒も冷やすと、その酒本来の味がわからなくなる。
本来、日本酒は燗をして味や香りを愉しむものです。
しかしその自信がないところは冷やでどうぞ、と勧めるんです。
今の酒は、醸造した酒が本来持っている臭いや味を抜き取って、新たに味や香りをつけている。
純米酒と言っても、そういう僅かな成分を加えることは認められている。
そういう酒を作った側は、冷やで飲むことを勧めるんです。
本来の酒の旨さを活かしている酒は、燗で飲んでも美味しいんです。
まぁ、そんな説明をしてくれました。
なんとなく納得です。
「じゃぁ、燗でお願いします。」と、とんちゃん。
「試しに半分は冷やで、半分は燗でお出ししますので、飲み比べてみてください。」
◆白鴻・純米大吟醸
呉市の盛川酒造の銘柄。
盛川酒造:http://morikawa-shuzo.com/
純米大吟醸・火入れ。
広島県産の酒造好適米八反35号という米のみを使った精米歩合50%の大吟醸。
2012醸造年度の酒。醸造年度は7月1日から翌年6月30日までです。
日本酒は冬季に醸造した後、貯蔵・熟成し翌年の秋に出荷されるのが普通です。
この酒は2012年の冬季に醸造されて、ラベルの最下段にあるように2014年5月に瓶詰めされたお酒です。
◆チェイサー
まずは水が出されました。チェイサーですね。
◆お通し
それからお通し。豚しゃぶに九条ネギをしらしたような感じの料理。
日本酒なのに肉料理がでてきたのにはちょっと驚き。
箸は木製のリユース。箸袋の絵がどういうわけかドラえもんってのが可笑しい。(*^^*)
◆冷や
まずは冷やの白鴻・純米大吟醸。
吟醸香と言われるフルーティーな香りがなく、しかし優しく繊細な旨味のお酒です。
◆燗
こちらも吟醸香はないけれど、旨みが酒の優しい香りがする。
こちらの方がぐっと旨い。
吟醸香がほとんどないですね、と言うと。
ああいう香りは後から付けるものですけど、これはそういうことをしていないんです。
という主旨のことをご主人が話された。
何かつまみも頼みましょうか。
料理のメニューは黒板に掲げられています。
和食だけでなく意外に洋食が多いです。
「自家製しめサバ」の文字に目が止まりました。
◆自家製しめサバ
非常に浅締めのサバ。美しく光る皮と透き通りような身の色です。
うむ、うまい!
活きよくて締まった身のサバが浅く〆られていてほとんど刺身のようです。
もう1種類いただきましょう。
◆白鴻・純米酒65
精米歩合が65%だから「65」です。
麹米は広島産の八反35号、掛米は同じく広島産の八反錦です。
八反錦は八反35号を父とする品種で、八反35号より稲が倒れにくく、また大粒だそうです。
ということは、栽培しやすい稲で、かつ精米歩合を高めても歩留まりがいい米ということのようです。
この酒は2010醸造年度の酒です。ということは普通は2011年秋から販売されるお酒。
それを2014年になって飲むと言うことは、ずいぶんと年月が経っています。
このお店の冷蔵庫で寝かせていただけではなく、ラベルの一番下にあるように2014年3月に瓶詰めされた。
2年間、蔵元のタンクで貯蔵・熟成されていたんです。
メーカーとしては貯蔵する方がコストがかかるわけで、新酒として売ったほうが低コストなんです。
そこをこうしてじっくり貯蔵・熟成しているということが、蔵元の姿勢を示している。
という薀蓄もご主人から教わりました。
今度は、冷を少しにして、ほとんどは燗でいただきました。
◆燗
米の旨味のあるお酒です。(簡単すぎますね・・)
燗をすることで旨みがまろやかになっています。
「日本酒オールスター燗謝祭2014」なんてイベントのポスターがはってあります。
【熱いお酒を最高の酒器で旨い料理と楽しむ】というイベントのようです。
会場は京都のようです。
http://ameblo.jp/cunningbu/entry-11880117245.html
いろいろ勉強になりました。
ごちそうさまでした。