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店名 |
掲載保留
川野屋本店(カワノヤホンテン)
|
---|---|
ジャンル | うどん |
住所 | |
交通手段 |
浅草・北千住から東武特急「りょうもう」号で新桐生へ(北千住から約90分、浅草から約100分)。 桐生駅から573m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 座敷あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
ホームページ | |
備考 |
不定休なのであらかじめお店に確認の電話をお勧めします。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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群馬県は、日本有数の小麦の生産地であります。
桐生地方には、昔からおっきりこみという郷土料理があり、
それに使われていた幅の広い麺が「ひもかわうどん」の元と言われていて
店によっては幅が10センチ以上もある帯のようなうどんも食べられているようです。
桐生駅に着いたのが午後の2時前、駅前にある観光案内所兼土産物売り場のおばちゃんに
ひもかわうどんのおススメを聞こうと思って尋ねましたが、
「ああ~、ここらの店は2時になると休憩に入る店が多いんですよ~。」と言われました。
2時から5時くらいまで昼休みになるらしい(汗) そんなん知らんし~。
仕方ないので、駅から近くてこの時間も開いてそうな店に電話して聞いてみることにしました。
そこでかけたのがここ川野屋本店さん。
「今日は営業されていますか~?」 「やってるよ! 場所分かるんか~!」
なんじゃ、このおっさんえらそうにぬかしやがって、顔見にいってこましたろっと伺いました。
途中石造りの古い建物や閉店したレトロなお風呂屋さんがありました。
観光案内所でもらった地図を頼りに歩くこと10分ほどでなんとか到着です。
帯川と書かれた暖簾をめくり中に入ると、おじいさんが一人います。
このジジイか!と思って顔を見ると普通の好々爺。 ニコっと笑う顔が可愛くもあります。
テーブル席に座り、ひもかわうどんを注文。 「あいよ」っと言い厨房へ。
5分もかからずに出来上がりです。 大丈夫かいなっと思い、じっくり見ますが美味そうなうどんです。
10センチくらい幅のあるうどんと想像していたんですが、
ここのうどんは幅が2センチくらいのきしめんのような桐生うどんです。
うす揚げやほうれん草、白ネギ、新潟三条の車麩が入っていてなかなかの具だんさんのうどん。
オレが食べているとストーブの前に座っていろいろと話しかけてきます。
少し出汁は醤油味が濃い感じはしましたが、うどんはモチモチとしてしっかりとした歯ごたえ。
三条の車麩は最初は肉かと思ったほどの噛みごたえがあり美味かったです。
全部食べるとお腹にどっしりとくるボリュームがあります。 このひもかわは、550円とのこと。
食べ終わると話しがパワーアップして、このうどんの作り方やひもかわうどんの話しなどしてくれて
さらに厨房にも案内してくれ手打ちして棒にかけてある半生のうどんを見せてくれました。
店の前で天日干しするそうだ。 そうすることで保存も効くらしい。
「西の西陣 東の桐生」と呼ばれるほど機織りの盛んな土地。
御年90歳(!)の三代目の角田さんは、帯屋のせがれとして生まれ、
友禅流しの帯から帯川うどんという名前を付けているということもおっしゃっていました。
さらに戦争に行った話し、会計士(?)として活躍した話し、
田舎に泊まろうで泊めてあげたU字工事から感謝の手紙が来たこと、
四代目の息子さんがここ桐生でカレーうどん屋を出店して繁盛している話しなどいろいろ聞かされました。
すでに食べ終わってから30分以上経過してました(汗)
店を出る時に、ごちそうさんっと言うと 「おう~!」 くぅ~、憎めないジジイである(笑)