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フレディ父さんさんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
弁慶一
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ジャンル | うなぎ |
住所 | |
交通手段 |
土岐市駅 車30分 |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
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席数 |
52席 |
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駐車場 |
有 店舗前に13台、第2駐車場もあり。 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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いつ頃からだろうか。岐阜県東濃地方は夏の暑さで全国に名を馳せるようになった。20年ほど前までは関東や関西の知人に住所を説明するのが厄介だったが(岐阜と聞くと、関西人は飛騨高山とかをイメージするんですね)、最近では「多治見と言えば、あの暑いところ」と理解されるようになった。位置関係は解っていないと思うが、少なくとも地名は覚えてもらえたようだ。
暑い夏と言えば、最高のスタミナ源は鰻である。ここ東濃地方も古くから鰻屋の栄えた地域らしく、老舗の名店が少なくない。さては、いにしえより夏バテに悩まされていたのかと思いきや、これはどうやら陶器の窯元が関係しているらしい。東濃地方は全国有数の焼き物の産地だが、かつて陶器職人は登り窯に火入れをすると、灼熱にさらされながら何日も不眠不休で窯の火を守ったのだそうだ。そんな時、さっと食べられて栄養価の高い鰻は重宝がられた。そういえば、瀬戸市にも鰻屋は多い。
それはともかく「弁慶一」だ。この店はずいぶん前に表を通り掛かったとき、鄙にはまれな大店に目が止まった記憶があるが、訪ねることもなく過ごしていた。たまたまこの地をよく知るレビュアーの方の投稿を見つけ、出掛けてみることにしたのだ。何でもこの鰻高騰の折に、うな丼を1,700円で提供していると言う。これはちょっと放っとけないではないか。
休日の昼餉は少し時間を遅らせて午後1時に店に着いた。広い駐車場には何台か停まっているクルマがあったが、不自由なく駐車することができた。正面から見ると趣のある店だ。見上げると、夏空が青い。店に入って、うな丼を注文した。気さくな感じのおばちゃんが応対してくれてホッとする。店内には二組の先客があったが既に食事を終えた後で、間もなく誰もいなくなった。静かな店内にテレビから1時のニュースが流れている。窓は大きく開け放してあり、通り抜ける風が心地よい。外は真夏の暑さだというのに、すがすがしいのは本物の日本家屋だからだろうか。何かしら、自然と一体になったような感覚に陥り、待っている時間さえいとおしい。間もなく、厨房から香ばしい薫りが漂ってきた。
しばらくすると、うな丼が供された。鰻の焼きは蒸しの入らない関西風で、皮がしっかりと存在を主張している。これがこの地域の流儀らしい。たれの具合は甘すぎず、辛すぎず。ご飯は軽めだが、箸を進めていくとその中にも鰻が隠れていた。これで1,700円は圧倒的に安い。
昨日今日と、ご当地は最高気温が35℃を超えて真夏日となった。そろそろ梅雨も明けるらしい。酷暑に備え、鰻食むべし。今月24日は土用の丑の日だ。