見よ！これぞ漢のラーメン屋の姿！味で語るラーメン道！ ～ 飾りなんぞ知らん！～ : ラーメン 珍楽 本店

【2010年6月】
再訪ッス。んで、タイトルを変更してみた。
いやぁ、まぁ、相変わらず小汚いｗｗｗ
現在「とんねるずのみなさんのおかげでした」で、≪キタナシュラン≫って企画やってるけど、まさに候補店だよなここｗｗｗ
　
１０年前と一切変わってないしｗｗ
増えたのは油の染みだけかｗｗ

でも、そこが逆に意識が味に集中してると思わせて、俺にとっては加点だったりするんだよねｗｗ
　
　
で、
店の前の駐車場に車停めて入店。
子連れ訪問なのでテーブルを陣取る。
　
俺は「ラーメン木耳」６００円 と「おにぎり」１５０円を注文。
嫁は「ラーメン」５５０円を頼んだ。
　
ラーメンは相変わらずの味だ。
デフォでニンニクの香りを少し漂わせるマイルドで、滑らかな、食べ易い優しさ溢れるミルキー豚骨。
脂は細かな粒になり、透明で美しい。
豚骨のやわらかい口当りと、深く豊かなコク、深みがあり、立体的な味がドンブリの中で奏でられている。
心地よい余韻が残り、抑揚を伴って一口、もう一口と、食を引き出す。
”押し”じゃなく”引き”がいいのが、このラーメンの特性ッスね。
　
　
やはりブレの少なさが、ここの優良な点で、今日のスープはどちらかと言うと僅かに薄め。
だけどそれを不満に感じさせない絶妙な線で食い止めている。
このバランス感覚は、店の外観や内装からは想像も出来ないくらい繊細で、あと少しコクがなかったら、あと少し豚骨の濃度が薄かったら・・・アウトｫｫーー！ｍ９(｀･ω･´) ってところを、ヘッドスライディングで巧みにかわしてホームベースに帰ってくる。
一定の水準を決して割り込まないこの感覚は、驚異的にシビアでデリケートだ。
職人の技です(*￣ー￣)
　
豚骨ラーメン・・特にこの系統の豚骨ラーメンは、バランスが命。
スープに神経が通っていなければ、僅かな味の違いに気が付かないものだ。
他のものを排除してでも守り抜く職人のストイックさが、ある意味必要なのかもしれませんね・・。
　
だからあの内装なのかどうかは知らんけど・・・(´･ω･`)
　
　
「ラーメン木耳」はキクラゲがワッサリ乗ってますよｗｗ
キクラゲはコリコリとした楽しげな歯応えと、自身には味が無いが、スープを乗せて入ってくるちゃっかり者ｗｗ
でもでも、
実は鉄分がレバーの３倍も豊富に含まれ、食物繊維やビタミンＢ群も優れているという隠れた凄いヤツです。
　
若い人や料理に興味ない人は、知らない人結構多いけど・・・これキノコなんで・・・。
海草じゃないッスよ・・(´･ω･`)
　
その他のトッピングは通常ラーメンと同じで、チャーシュー、もやし、青ネギ、ゴマです。
麺も変わらず中細麺～中麺ストレートの境界線辺りにいる。


無料の唐辛子味噌は、スープ終盤で高威力を発揮。
慣れてきた味覚を一気にリセット。
辛味の刺激と、酸味のサッパリ感を加えて、スープが生まれ変わっちゃうｗｗ
　
ラーメンスープは「おにぎり」１５０円とも合います。
一緒に食えば(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
　
　
毎度安定した満足度を得られる優良店だ。
個人的にはニンニクが少し強い気がするが、やはりウマイ！
同系統の味があるが、しっかりと個性を保ち、完全に『珍楽』の味にしてしまっている点も素晴らしい。
太く強い芯のあるラーメンだ。

キタナシュランだけどｗｗｗ(ﾉ∀`)
　

【2010年5月】
久し振りの石田の珍楽
回顧編と言う事で、再訪問である。ウマーメンなので長くなるよｗｗ
　
まぁここは俺の中でもかなり上位にランクインするウマーメンである。
珍竜軒系統の味だが、安定性は抜群で、本家の「珍竜軒」と同系の「大福ラーメン」が、味にムラがあるのに対して、この店は常に安定した味を提供してくれる有り難い店である。
八幡の「珍楽」亡き今、この店が俺の心を癒してくれる唯一の存在になってくれるのか確かめる必要もあった。


で、俺が逝きましたよｗｗ


相変わらず店の前は車で一杯。
掘っ立て小屋っぽい店の屋根にデッカイ文字で”珍楽”。
やぁ久し振りだねｗｗ


う～～ん。やっぱり、ごめんラーメンと看板似てらｗｗｗ
　 　
店内は昼を過ぎていたにも関わらず客が多い。
　
・・・・にしても、いつ来ても殺風景な店内であるｗｗｗｗ
飾り気は全くなく、逆に殺伐とした雰囲気がこの店にはある！
この雰囲気を出せるのは、ここと福岡の糟屋郡の一九ラーメンぐらいなもんだｗｗ
店の玄関では野良猫が鳴いてるし、もう気分は屋台であるｗｗ
　
ま、俺から言わせれば、飾り気やお洒落比べするならラーメンなんて語るなと・・・。
この雰囲気が楽しめなきゃ、ラーメンは語れないとさえ思っている。
東京のラーメン二郎もこんなもんだったぞｗｗ
　
ってのは極端な話だが、お上品な食い物ではないって事は認識して食うべきだなｗｗ


さて、
ラーメン５５０円を注文。
　
ここも麺は中麺（直径２ｍｍ～２．５ｍｍ程の麺）なので、茹で時間が少々掛かる。
麺揚げのタイミングがシビアなので、釜から一本取り出して味見している辺りはキッチリしています。
変に職人振って、時間も測らずに揚げる店より余程良い。
更にスープも味見しています。
だから毎回味が安定してるのか。納得である。
　
　
で、
ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━!!!!!


見よ！店と同様に飾り気のないラーメンｗｗ （写真参照）
客に媚びた雰囲気は微塵も感じないｗｗ
これがラーメン！
これぞラーメン屋！
かかってこいやぁーーー！щ(ﾟДﾟщ)って漢気を感じますｗｗｗｗ
　
そう！味さえ良けりゃ客が来る！
どことは言わないが、味はソコソコに、チャラチャラと木目風の小洒落た格好だけの店が乱立するラーメン業界に、苦言を呈するのは何も俺だけじゃないって事だ！！(｀･ω･´)
この店を見て目からウロコ流せと！
　
　
珍竜軒系の豚骨＋野菜＋牛乳のベーススープ。
この「珍楽」は煮豚のタレをラーメンの味付けに使用しているが、そのタレが結構ニンニクを使っている模様で、デフォルトでニンニクの味がします。
タレの投入量も以前より少々多くなっているようで、スープの色が少し濃いですね。
以前はもっと乳白色だったのに・・。
　　
しっかり溶け込む脂と、サラッとしていながらコクと深みを内包し、且つ臭み無し。
クセなし。
嫌味・エグミ無し！
バッチ来いのスープでございますｗｗｗ
濃厚さはありませんが、旨みがハンパ無いのがこのスープの特長！
お口の中がウマウマパラダイスやぁ～～！と彦麿も言いそうだｗｗｗ
　
豚骨っぽさを薄っすら残しながら、異次元の豚骨ラーメンを堪能できるのは流石である。
気付いたら飲み干している。
スープだけでもお代わり欲しい。
誰もが無理なく飲んでしまう。
そういうスープ。
これぞオンリーワン北九州ラーメン！
他の地域では食えません！！(｀･ω･´)
　
ゴマとコショウは標準投入。
スープにマッチするので俺は入れるべきと思っている。
もやしは太めで、水分が多いのも珍竜軒仕様だが、俺はこのもやしはもっと細い方が良いと思うんだがな。
　
チャーシューは厚めのものが３枚～４枚。
これも珍竜軒系には言えるが、チャーシューの味は大したことがない。
素っ気無い味付けなので、期待はしないでおこう。


麺は中麺（直径２ｍｍ～２．５ｍｍ程の麺）仕様。
モチモチした食感で、麺自体の味を楽しめる。
スープと絡めても良く馴染みます。
珍竜軒系統のラーメンは、実は硬麺厳禁！(｀･ω･´)
独自のモチモチ食感が損なわれますので、ご留意下さい。


大盛りが６５０円
キクラゲラーメンが６００円
その合わせ技もあります。
　
無料トッピングにはコショウ、紅ショウガとニンニクと例の赤唐辛子味噌。
石田の「珍楽」の唐辛子味噌は、味噌成分が少なく、ほぼ唐辛子ｗｗｗ
これが少々の酸味を含み、唐辛子の辛味と独特の甘みを引き立てるので(ﾟдﾟ)ｳﾏｰです。
この系統のラーメン店で唯一、俺が唐辛子味噌を入れるのがこの「珍楽」である。
　
　
あ、それとこの店、お冷はセルフで、ティッシュも玄関付近に隠れて１箱だけしか置いてなく、ゴマの無料トッピングも無しｗｗｗ
レンゲはラーメンについて出てきます。
　
トコトン素っ気無い店ですよｗｗｗ
　
　　
でも大将は結構明るい人で、エアコンが寒くないか？とか、結構客に気配りしてます。
頑固親父じゃないが、その気配りをもう少し店に向け・・げふんげふん