月に1度の美味しいレストラン◆マリーゴールド門司港 迎賓館 : マリーゴールド門司港迎賓館

北九州市門司区港町、マリーゴールド門司港 迎賓館。
JR門司港駅から徒歩3分の距離にある結婚式場です。
ハウスウェディングが主たる事業で、洗練された落ち着きのある最高のブライダル・披露宴、高いクオリティが融合する料理と空間を提供。
現在、レストランとしては完全予約制の「月に1度の美味しいレストラン」を開催中。
このタイミングでしか定期的なレストラン運営はされていません。
1度利用したら、次の予約をして帰る人が多いといわれる月一ランチです。

前回のランチがとても良かったので、仲良しレビュアーさんと平日お昼にランチ予約しました。
平日お昼。女子会となりました。
当日、約束の時間・・・
私は電車の中に居ました。ゲリラ豪雨で電車が動かなくなってしまったんです。
小倉ー門司の駅の間で停まってしまい、再開の目処立たず。
乗客の大半の方が一斉に携帯・スマホで連絡を始めます。
私もメールで連絡。
私以外の方はびしょ濡れになられた方が居られながらも、お店へ到着なさったそうで、ランチを始めていただくことをお願いしました。刻々と時間は過ぎて行き、電車が動いたのはお店のランチタイムが終わろうかという頃。ランチは諦めて、お茶だけでも一緒に出来たらいいなぁと思いながらお店に着いたら、スタッフさんが表で待っていてくれました。
雨に濡れていることを心配してタオルを用意してくださってました。
席まで案内いただくと、デザートも終了の時間。
こちらからコースは遠慮したのですが「大丈夫です、ゆっくり召し上がってください」と料理の準備を始められました。
私達のテーブル以外にはもうお客さんは居ません。嬉しいやら申し訳ないやら。
食事の終わった同テーブルの女性方には、食べておられなかったパンやシェフのご配慮でリエットや、お茶やガトーショコラまで追加サーブ。それらは無料でした。前回も好感を持ちましたがボトルサーブのミネラルウォーターも無料。

◆Lunch 3150円(税・サ込) 11:30～15:00(L.O.13:30)
<アミューズ+前菜2品+メイン+デザート>
・フォアグラで香りをつけた完熟とうもろこしの冷製スープ
・軽くスモークをかけたサーモンのサラダ仕立て
・おすすめ白身魚のオーフー じゃがいもピューレとアンティボワーズソース
・フランス産仔鴨のロースト エピスの香り 蓬菜無花果と合わせて
・岡山産ピオーネ マスカルポーネのムースリーヌ 白桃のソルベ添え
・パン カフェ

閉店時間に到着したものの、グラスシャンパン、赤ワインも頼んで、しっかりいただきました。
写真は後半のお料理だけ撮りました。流石に(＾＾ゞ
フランス産仔鴨のローストの一皿。無花果は潰して、鴨肉とあわせて食べることを薦められました。
ソースの旨みと無花果の甘みが重なって美味。香ばしく仕上がった鴨肉は牛肉のように濃厚で絶品。
こちらのお店はテーブルクロスを利用されていません。
通常、ワインの色を見るためにフレンチは白のテーブルクロスを利用されているところが多いのですが、建物と合わせた重厚で高級なテーブルにはインテリア的にクロスを掛けないため、食器は白を基調として、ワインの色を見られるようにしているそうです。
シェフの用意してくださったハーブリエットがワインに合います！嗚呼、幸せ❤
見目麗しいデザートで〆、私もガトーショコラをいただきました。
外がカリッと焼けていて中はトロリとした濃厚チョコのガトーショコラ。秀逸でした♪
アミューズ+前菜2品+メイン+デザートとなっていますが、実態はフルコース。
この価格でこの内容なら大満足です！

この日は、訪問時に豪雨に見舞われたものの、お店へ着いてからは感謝感謝の時間でした。
この後、JRが動く見通しがつかず、門司港からバスで小倉まで移動しました。
大変ではありましたが、非常時のお店の親切な対応に、心は晴れ☀です。

(2013/06/08)
私事ではございますが、門司港で条件付き宴会を受けてくださる先を探していました。
ウェディングが中心のこちらのお店ですが、宴会も可能と聞きつけて連絡をしました。
対応は丁寧。リクエストに応じた内容でメニューを事前に作って下さったりして好感が持てます。
予定した日にウェディングが入っていて、宴会実現に至りませんでしたが、対応内容は別の機会にお願いしたいものであります。

中村料理長の創るアートフレンチにも興味があり、せめて今回は「月に1度の美味しいレストラン」を・・・
こちらは予約でき、当日は家族と行って来ました(＾＾

かつて福岡銀行だった歴史ある建物です。
建物は門司港の観光でも紹介されます。
今年2013年、残していきたい景観として「北九州市都市景観賞」を受賞しました。
おめでとうございます(＾＾

建物前に到着。お店の前には「月1レストラン」予約のお客が到着するのを待っているスタッフさん。
名前を告げると、中へと通されました。
文明開化の頃に創造されたルネッサンス調の館内。
1階のウェイティングスペースは窓がなく、昼間ですが照明とキャンドルの灯りで夜の雰囲気。
二階のフロアが会場です。
階段を上り大空間に入ると、大きな6枚エッチングガラスの窓。絵柄が違う窓からの柔らかい光。
中央に大きなテーブルがあり、周りをテーブル席が囲みます。
席はセッティング済みで、本日のメニューが一緒に置かれています。
コースは1種、価格は決まっているランチですので、ドリンクメニューを見るくらいです。
本日運転不要。ワインをいただきました(＾＾

◆Lunch 3150円(税・サ込) 11:30～15:00(L.O.13:30)

<アミューズ+前菜2品+メイン+デザート>
・新じゃがいもと玉ネギの冷製スープ たらもジュレを浮かべて
・本日おすすめ鮮魚と関門タコのアシェット カルダモンスパイス風味
・萩捕れイサキのポアレ 浅利貝のレモンバターソース
・イベリコベジョーダのキャラメリゼ おいしい無花果を合わせて かわいいハーブに囲まれて
・垢田のフルーツトマトのコンポート グロッセルの効いたラベンダーハチミツのアイスクリーム
・パン カフェ

<いただいたワイン>
・シャンパン グラス　ランソン ブラックラベル ブリュット 1575円
・白ワイン グラス　本日のセレクション(ローズマウント)　630円
・赤ワイン グラス　本日のセレクション(ローズマウント)　630円

始まりのアミューズはスープ。
冷たいものが良くなってきましたので、と説明を受けた冷製スープ。たらこのジュレの塩がアクセントとなり胃を刺激。
温かいパンが出ます。1つ目はフランスパン。バターが用意されます。
前菜の1品目は、地元のトラフグ、アイナメ、地だこなど。白葱のフリットをトッピング。
鮮度が良くてプリプリ。スパイスのカレー風味も合い、ワインとの相性も最高。幸せをもたらしてくれる一皿でした。
おかわりのパンも、プチフランス。こちらは生地にハーブが練り込んであります。
前菜の2品目は、イサキのポアレ。前菜と言うより、メインの魚料理です。
レモンとバターのソース。プロヴァンス風ですが、ニンニクは使われておらず、あっさり風味。
良い浅利が入ったのでと説明を貰いました。シェフの火加減が抜群なんですね。
先ほどのお皿もそうですが、お客の数が多くても、良い調理状態で素材が目の前にやってきます。
サーブの流れも良いのでしょう。温度も落ちてなく、ギリで火が通った感！魚介好きにはたまりません。
メインはイベリコベジョータ。
キャラメリゼされており、豚の味を引き立てる無花果と一緒にどうぞとのこと。
周囲を囲むハーブは全て違うもの。それも楽しめました。サーブされるお皿は熱く、料理は最後まで冷えずにいただきました。
デザートはシェフ会心の作のようです。
フルーツトマトのコンポートにトマトだけの甘みの透明なトマトジュレ。その上に蜂蜜の入ったバニラアイス。岩塩が良い感じで効いてます。
スタッフさんも絶賛のこのデザート。バージンオリーブオイルがかかってました。
甘いものが苦手な方でも良さそうです。

飲み物は、グラスワインにしました。
常時、200種類以上所有するワインが置いてあるようです。
その中から、ランチのシャンパンは、英国王室に愛されるレッドクロスのシャンパン、ランソン。
シャンパンの法定熟成期間は15ヶ月ですが、ランソンのノン・ヴィンテージはすべて36ヶ月の熟成期間を設けているそうです。輝きのある澄み切った琥珀の光沢。細い糸のように立ち上る泡。トーストのような蜜のような香り。嗚呼、昼から泡の幸せ(*＾＾*
白・赤のグラスはは、この日、オーストラリアワインのローズマウントでした。
ローズマウントは、豪州で大資本のワイナリーに伍して成功を収めたワイン生産者ですネ。
年間生産量350万c/s。その2/3が輸出されるそうで。求めやすい価格が魅力です。

アルコールが苦手、でも雰囲気やお料理に合わせてワインをと言う方に、こちらはノンアル・ワインをグラスで用意されています。
ウェディングに慣れたスタッフのサービスは、ランチのレストラン利用であってもホテル並み。でも、サービス料は取りません。
グランメゾンなどでは有料のミネラルウォーターを惜しみなく価格の中で注がれていたのに感激。
因みに、家族には価格を教えず連れて行きました。
「このランチコース、幾らやったと思う？」「そうやね。6000円くらい？」倍の価格に感じてました(＾＾
月一の水曜日のみ要予約とあって、利用し辛い方も多いと思いますが、満足度は高かったです。

フランスの三ツ星レストランでの修行経験を持つ、中村料理長。外交官の家に生まれ、子供の頃から舌を鍛えられていたのでしょう。
12歳の時、初めて作ったお料理は「鶏の赤ワイン煮」だそうですよ。
今年の月に一度の美味しいレストラン日はこちら。
http://www.marrygold-mojiko.jp/images/20121221_rest.pdf
予約制の月一ランチ。定期的に利用してみたくなる味とサービスでした。