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麺也さんの他のお店の口コミ
店名 |
菊鮨(【旧店名】菊寿司)
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受賞・選出歴 |
2024年Silver受賞店
The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店
2023年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店
2022年Silver受賞店
The Tabelog Award 2022 Silver 受賞店
2021年Silver受賞店
The Tabelog Award 2021 Silver 受賞店
2020年Silver受賞店
The Tabelog Award 2020 Silver 受賞店
2019年Silver受賞店
The Tabelog Award 2019 Silver 受賞店
2018年Silver受賞店
The Tabelog Award 2018 Silver 受賞店
寿司 百名店 2022 選出店
食べログ 寿司 WEST 百名店 2022 選出店
寿司 百名店 2021 選出店
食べログ 寿司 WEST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
092-575-0718 |
予約可否 |
予約可 ※事前の予約をお願いします。 |
住所 | |
交通手段 |
JR大野城駅より徒歩8分 大野城駅から611m |
営業時間 |
|
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥20,000~¥29,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
10席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
備考 | |
初投稿者 |
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★2016年2月初回訪問
こちらのお店を絶賛するレビューを読み、ぜひ訪問したいと思っていた「菊鮨」。
若き店主のお店に、妻とランチ訪問することができました。
国道から何度か右左折を繰り返し、住宅街の中にあった「菊鮨」さん。
大きな一軒家風の外観ですが、玄関付近からは寿司屋さんの雰囲気が出ています。
落ち着いたカウンター席に通されました。
この日のお昼は、俺達夫婦のみのようです。
メニューは、おまかせの1択でした。
●おまかせ握り(4860円)
ショウガは細いものをブツ切りにし、付け台に置かれていきます。
この付け台は焼き物。
茶がメインで、赤や緑が混ざりあった色合いをしています。
店主さんに聞けばよかったのでしょうが、何焼きかは不明。
俺は、たまに写真などで見かける「備前焼」のようにも見えました。
好みの焼き物でした♪
爪楊枝入れだって、オシャレ。曲線が美しい入れ物です。
最初は、「タイラギのひも」。
鬼おろしと、既製品感皆無のポン酢で頂く1品。
タイラギの食感と葱、鬼おろしの食感が良かったです。
「茶碗蒸し」は梅風味の餡がかかっていて、スッキリとしています。
シメジが入っていました。
握りは「烏賊」から。
確か「アオリイカ」だったはずです。
1週間熟成させてあるネタだそうです。
シャリは白いですね。
ネットリとした食感と、噛むと広がる烏賊の風味が美味しいひと品でした。
俺は烏賊って、あんまり美味しいとは思わないタイプなんですけど、こちらのは美味しかった。
お吸い物は赤出汁の味噌汁です。
葱と豆腐入りです。
赤味噌の味わいが強めに感じる吸い物で、お出汁はよくわかりませんでした。
次は、昆布絞めした「平目」。
こちらのシャリも白です。
仄かに昆布の風味のあるネタでした。
たしかこのヒラメも、2週間くらい熟成させたと仰っていました。
「タイラギ」は、紐をとった身の部分でしょう。
シャキシャキとした食感が良かったです。
シャリの握りは柔らかめ。
口の中でほどけるようです。
シャリの炊き具合も、粒が立つようにしてあり、職人技を感じます。
ネタ・シャリは全体的にやや小振りのお店でした。
酢を、少々強めに感じるネタもありました。
酸味が好きな妻は、全くそうは思わなかったそうですが、俺は酢その物はさほど好まない人間なので、気になったのかもしれません。
ここからは、赤酢のシャリに変わります。
…スイマセン、俺はこんなに薄茶色のように酢で色が変わるものとは知らず、途中まで醤油なのかと思っていました。
が、店主の握る所作をふと見ると、醤油は刷毛で塗っているんですよね…。
この時、漸くこちらのレビューを思い出し、赤酢である事に気づきました。
赤酢になって一番目のネタは「鰤」。
豊前のブリと言ってたと思います。
美味しいです…。
が、ヒラスの美味しいのは結構食べている長崎県民なんで、感動まではしませんでした。
壱岐で一本釣りされたという「鮪」。
トロとの事でしたが、これも美味しいです。
然程、トロという程の脂は感じず、サッパリと頂けました。
「コハダ」も細身のネタです。
ほとんどコハダは食べたことありませんが、美味しいと感じます。
飾り包丁を入れた「ゲソ」。
食感が最高ですね!
口の中に広がる旨味もいいです。
こちらは生ゲソって仰ってたので、熟成ネタではなかったようでした。
次はサヨリ。
卵の粕漬けが掛っているような事を、店主は仰っていましたが、魚卵だったのでしょうね。
青みがかかった銀色と、赤身が実に美しい一貫でした。
味も勿論美味しかったです。
次の「鰹」も、これまた美味しかったです。
北海道産の「雲丹」は、しっかりと冷やしてあります。
冷やす事で、甘味を強く感じる事が出来ると、店主は仰っていました。
シャリは、この一貫だけ手毬風に握ってあり、雲丹が3片乗っていました。
雲丹の風味が物凄く良かった♪
一番驚いたのは、「鰆」だったかもしれません。
こちらも2週間の熟成ネタだそうですが…。
香ばしさを感じるんですよ。
スモークされている…。
何かのチップで??
今まで、店主さんとほとんど会話をしていませんでしたが、この時は思い切って訊ねてみました。
すると藁で燻しているとの事。
藁なんだ!
藁でこんな香ばしさが出るんだ…。
本当に美味かったです。
サッとネタを網か何かで、ジュウジュウと焼いてくれた後、サッと握って刷毛でタレを塗って提供された「穴子」。
まだ温かく、タレと脂がマッチした一品でした。
旨い!
「玉」は、上下に焼き色が付いていました。
擂った海老が入っているとの事で、その風味を感じることが出来ます。
メレンゲのような、スポンジ状にされた生地も美味しかったです。
デザートは白ワインのゼリー。
白ワインの風味のしっかりと残ったゼリーです。
キウイとネーブルのカットが入っていました。
以上17品で上記のお値段です。
こんな立派なお寿司屋さんでこれだけ頂いて、4500円はコスパ良好と感じます。
久しぶりの高級寿司店に少々緊張しており、なかなか店主さんとは会話出来ませんでした。
店主さんも、仕事の合間に少々退屈そうな素振りも見せていました。
が、鰆の辺りからは少しずつ会話が始まりましたし、店主さんと妻が同い年でしたので、そのことを話すとちょっと打ち解けたように会話が出来ました。
妻は同い年の店主が、立派な寿司職人として大成されている姿に、尊敬の念を抱いた様子でした。
いや、実際ものスゴイ経歴の持ち主のようなんですよね…この人。
最後は丁寧に挨拶してくださった上、名刺もくださり恐縮でした。
俺、名刺ってほとんどもらうことの無い職業なんで、地味に嬉しかったです。
こういう「仕事」のしてある寿司は、俺は初めてのようなもの。
正直、食の経験値の低さのため、こちらの良さは本当には理解できなかったような気もします。
ご馳走さまでした。
いつか夜にこちらのお店に伺いたいとは思うのですけど、立地的に厳しいですねぇ…夜は。