カツカレーうどんが、うまい。 : 巴屋

（２０１６年９月　再訪）

この日は大雨でした。

東京遠征はあきらめて地元でランチ。久しぶりで巴屋に行ってみます。

ランチ時でしたので、お客さんでにぎわってましたね。いいことです。席に座って品書きを拝見。おや？珍しいものが目に留まりました。

＊＊カレー南（カツ入り）　９００円

カレーのつゆはたいてい餡状態になりますから、その熱量は甚大です。その熱を受けてもくたらない蕎麦ってめったにお目にかかれませんので、ここではうどんで勝負します。


およそ６分で配膳でした。

あっちゃあ！揚げたてのかりかりとんかつを楽しみにしてましたが、とんかつは水没されていてカレーまみれに。衣はやわになっちゃってます。残念。

カツの上にはカレーうどんに入っているオリジナルのスライスバラ肉が乗ってます。これ、おいしいんですよね。席に着いたときには水が出されましたが、お盆の上にはもうひとつコップが置かれて水のサービスが。つまりカレーうどんでは、水がコップ２杯のサービス笑。

うどんがどんなんなのか、引っ張り出してみます。標準よりも太いうどんで、安心しました。

レンゲをカレーに差して試飲。まあ、うめえこと。適度な辛さとスパイシー感。と同時に、蕎麦屋のカレーなんで和出汁感もなかなかよろしい。おいしいカレーです。そして、うどんの方も思ったよりもしっかりした食感で、このカレーうどんはおすすめですね。

カツ。２枚目の写真でうどんを引っ張り上げた時に偶然断面が見えるようにひっくり返り厚みが分かるようになりました。適度な厚みがあって、食べてみるとこれも独特のチープ感がいいですね。と言っても決して安っぽい感じではありません。しっかりとしたカツです。

この９００円はかなりお得だと思いましたよ。


（２０１３年５月　初稿）

我孫子市内手賀沼通り沿いにあるお蕎麦屋さん。拙宅から近く、湖庵と同じ通りにあるのですが、駐車場が見当たらないのでスルーしてました。ええ、１０年以上もスルー。お店からは離れた場所でしたが、駐車場があるということなので入店です。

ときどきは蕎麦のローカロリー、ローファットにすがらないと、あまりに栄養過多。いけませんねえ。車で行けば５分とかからず行けるお店なんですが、駐車場問題があって今まで眼中にありませんでした。ようやくの出番です。もりそばでも食べて来るか、って。

駐車場に車を置いててくてくとお店に向かいます。え～、まじ！？お店の前に路駐している車に切符をきろうとしてますがな。いやはや、タイミング良すぎでしょう。そのまま無視して入店。想像通りの街の蕎麦屋さんです。

先客なし、後客数名。手順に従って、品書きを拝見。

おもしろいですね。左からかけ、もり、おおもり、ざる、と並んでいます。普通右からやろ。一番右には天とじ１０００円。初めてのことで見難いですわ。ふっと息を抜いて顔を上げ壁に掲示してある品書きを眺めます。

さっぱりした御味です　
冷やし　又　温かいもできます
鳥そば　９００円。

味わいのある日本語で表現されているこの蕎麦。どんなんでしょうか。

その下には、

ヘルシーな味　鯖煮込みうどん　９５０円
一度ご賞味ください

これが、蕎麦だったらいくんですが、うどんでしょ。うどんは小麦粉、蕎麦は蕎麦粉。基本から違います。

すみませ～ん、鳥そばの冷たいやつで。

声をかけてから、その隣にある家系図？が気になったので、席を立って見に行きます。

巴屋本店開祖

と書かれていて、お店の系統図でした。創業１５０年記念巴屋同盟会野簾系？表と書かれてます。へ～え、巴屋同盟会なるものがあるんだ。この系統図、上に行くほど古いお店と言うわけでもなく、下の方にあっても大正があったり大正の上に昭和があったり、解せません。ハワイなんていうのもありますね。このお店は真ん中よりも上にあって、昭和５２年と書かれてました。

家に戻ってから、蕎麦屋連合会みたいなものがどんだけあるのか検索しましたよ。まあ、いろいろあるんですね。朝日屋会、浅和会、東京一家会、梅盛のれん会、近江家のれん会、大村庵兄弟会、大むら親子会、更科のれん会、砂場会、 満留賀会などなど。大むらとか満留賀とかそこいらじゅうにあるのは、こういう理由からなんでしょうか。

ラーメンなんかよりも結束が固い業界なんですね。

さて、鳥そばの登場です。へ～え、冷やしぶっかけ、みたいなスタイルですね。鶏肉は蒸し鶏か煮込んだ鶏肉のようで、周りに数個置かれてます。彩りのいんげん。のりを散らして。←これは不要だと思いますが。

たしかに、これはさっぱりですな。さっそく、器を持ち上げてしるをいただきます。うんうん、やっぱりぶっかけ仕様ですね。濃くもなく薄くもなく。よく冷えてます。蕎麦をつかんですすります。まずまずといったところでしょうか。これなら、もりにして食べるよりは蕎麦の弱点が隠れていいかもしれません。９００円という値段はちょっとＣＰ悪すぎですが、まずいものを食べるよりはよかったかな。

鶏肉、ありがたがるほどのものではないです。なくてもいい、といったレベル。鳥そばの鳥抜きで、というのが食べたい。

温かいキシメンがメニューにあったので、次回はそいつにしようかな。いや、だめだめ。きしめんも小麦粉でした。やっぱり蕎麦屋では蕎麦でしょう。