風間浦の鮟鱇フルコース : 長谷旅館

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3.0

¥10,000~¥14,9991人
  • 料理・味3.0
  • サービス-
  • 雰囲気3.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
2014/02訪問1回目

3.0

  • 料理・味3.0
  • サービス-
  • 雰囲気3.0
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥10,000~¥14,9991人

風間浦の鮟鱇フルコース

「ああ、湯が滲みて来る。本州の、北の果ての海っぱたで、
雪降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる。」

前述の一文は、平成3年1月29日、83歳の生涯を閉じた作家井上靖氏の小説「海峡」の一節です。
井上靖氏は、知人から「ここなら渡鳥の声が聞ける」と、昭和33年3月9日に下風呂温泉郷を訪れ2晩宿泊し、
津軽海峡が見渡せる旅館の一室で、小説「海峡」の終局を執筆されました。
「海峡」は、下北半島を舞台に、様々な人間が織りなす愛の交錯を描いた作品で、
終章には下風呂温泉郷が「いさり火の見える温泉」として紹介され、全国的に有名となるきっかけになりました。

上記 風間浦村役場HPより http://www.kazamaura.jp/sightseeing/cultural_monument.html
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2014年3月に廃止となるブルートレイン「あけぼの」に乗って
約12時間の寝台列車の旅を堪能しながら青森駅に到着。

ここからさらに青森駅→(青い森鉄道)→下北駅まで約2時間。
そこからはレンタカーで約1時間弱で宿に到着しました。
長ーい旅だったけど、寝台列車は旅のスタートに利用すると旅がより楽しくなる。

今年で3回目の青森。
毎年わざわざ冬に雪深い東北を選ぶのは、雪景色をみたいから。
雪があるから東北へ行く。
が、しかし・・・
降り立った下北は残雪10㎝もない景色でテンション下がる。。。
これじゃぁ、都内と変わらないなぁ・・・とボヤキつつ宿へ向かった。


今回の食事は、12月から3月までの鮟鱇フルコース料理で宿泊を予約。
普通より高い宿泊費です。

冒頭に記したように、この宿では井上靖氏が宿泊した三号室を指定する人も多いという。
私たちは特に指定などしなかったが、この日の宿泊は私達だけだった為か
宿の人が気を利かせて?この部屋に通してくれたようだった。
部屋は2階の角部屋で、漁港とその先には大海原の景色が広がります。


食事は朝夕ともに、隣の部屋に用意され、提供はいっぺにんに並べられて
「あとはご自由にどうぞ」というスタイル。 鍋の火も自分で付けます。

今回は旅の楽しみの一つでもあった鮟鱇フルコース
下風呂温泉郷のページによれば・・・
風間浦の活鮟鱇は延縄(餌を付けない針で釣り上げる伝承漁法)や刺網漁法で水揚げされるとか。

その鮟鱇フルコースの内容は、
あんこうの刺身、あんこう鍋、あん肝、共和え、煮こごり、焼きor唐揚げの6品+その他の料理も付きます。
という風に下風呂温泉郷の長谷旅館さんのページにも書かれていましたが、
到着時も選択できるのか確認したところ、「うちではから揚げになります」との返事でした。

レモンが添えられていましたが、塩もあったらよかったかも。
淡白な味であっさりしてますが、しっとりした食感で美味しかったです。

刺身は白っぽい身で肉厚に切られて歯ごたえがありました。
肝醤油でいただきました。

あん肝は非常に柔らかく、まったりとした舌触りで少し甘みも感じました。
都内の飲食店でよく見かける硬めの肝とは違い、美味しかったです。

そして楽しみにしていた鮟鱇鍋でしたが、汁の味が味噌汁が薄まったような?
何か足りない味で、いまいち美味しさが感じられなかったのがすごく残念でした。
「薄かったらこれを足してください」と言ったのか?「薄くなったら・・・」と言ったのか忘れてしまったのですが
汁を足してみれば違ったのかも?と後で思った。

でも鮟鱇の質は「風間浦あんこう祭り」としているくらいなので、素人目にも鮮度が良いのがわかりました。
関東のスーパーでも見かけますが、違うなぁと思いました。

そのほかにはカニの足や茶碗蒸しなどが出ましたが、茶碗蒸しは砂糖が入っているのか?と思うくらい甘さがありました。
カニは普通に美味しかったです。
料理の品数はかなりのボリュームなので食べきれないくらいでした。

今回思ったことは、料理旅館ではないので仕方がありませんが、
やはりコース料理になるような食事を一度に全て出されると(ここに限らず)
食べる順番はどうしても温かいものを早くだべなきゃ!!という慌てた気分になってしまい
目の前に並べられた料理の食べる順番を考えながら急いで食べてしまうので
私は落ち着いて味わえないなぁと感じました。


♨ そしてこちらの温泉は男女別の内湯が1つ。
白濁したタマゴ臭のする温泉ですが、ものすごく熱いです。
ここだけでなく下風呂温泉は温度が高く、体感温度は・・・45℃以上はあるのでは?と感じた。
それでも地元の人は「今日はぬるいね」と言って入っている。
「下北の人達は、この熱い湯と寒い外気の温度差による心臓や脳梗塞とか大丈夫なんだろうか・・・?」と思う。
宿の温泉には「熱かったら水を入れてください」と書いてあったので
申し訳なかったが、適温まで水を入れて入らせてもらいました。

2014年の春、こちらの宿は改装するらしいので、どんな宿になるのか気になります。
また今回のレビュー(★)は、鮟鱇コースの評価になります。
普段の食事はアワビなども出るらしいので、今回よりいろいろ楽しめる料理かもしれません。


★おまけの話★
午後、温泉街に惣菜屋さんらしきお店があったので入って見ていたところ、
小学生2人の女の子が「手羽2本ちょうだい!」と元気よく購入。
お店を出て歩いていると、さっきの女の子達から「こんばんは~。東京の人?」と声をかけてくれました。
少し話していると「足湯があるけど冬はぬるくなっちゃうからやってない」等、教えてくれました。(^.^)

ここだけでなく地方へ行くと、小学生くらいの子たちは本当によく挨拶をしてくれますね。
自分の住んでいる地域とは違って、気持ちが良いなぁと思います。
いろいろ地方へ旅に行くと、地方の良さを感じます。

  • 長谷旅館 - お着きのお菓子

    お着きのお菓子

  • 長谷旅館 - あんこう鍋

    あんこう鍋

  • 長谷旅館 - あんこう鍋

    あんこう鍋

  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 - 肝はトロリとしていた。

    肝はトロリとしていた。

  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 - 鮟鱇の刺身は肝ダレで

    鮟鱇の刺身は肝ダレで

  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 - 2月の中旬、雪が少なかった。

    2月の中旬、雪が少なかった。

  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 - 参号室(井上靖氏が宿泊した部屋)

    参号室(井上靖氏が宿泊した部屋)

  • 長谷旅館 - 温泉はけっこう熱くて水を入れないと入れなくくらいでした。

    温泉はけっこう熱くて水を入れないと入れなくくらいでした。

  • 長谷旅館 -
  • 長谷旅館 - お店の名前はわからないが、温泉街に惣菜のお店もありました。

    お店の名前はわからないが、温泉街に惣菜のお店もありました。

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店舗基本情報

店名
掲載保留 長谷旅館

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル 料理旅館
住所

青森県下北郡風間浦村下風呂75

営業時間
予算(口コミ集計)
¥10,000~¥14,999

利用金額分布を見る

席・設備

駐車場

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

ホームページ

http://www.izseek.com/kazamaura/hase/hase0.htm

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下風呂温泉、長谷旅館

下風呂温泉、そして、文豪、井上靖の執筆宿。
といったら此処です。長谷旅館です。
そんな、文化的な価値の中にも、
静かな空間、何気ない接客、そして、良いお風呂。
湯船から見る、津軽海峡は、あなたに何を話しかけますか?

(by のりのりちん
初投稿者

のりのりちんのりのりちん(48)

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