秋田で頂ける孤高の江戸料理！日本料理たかむら : 日本料理 たかむら

Instagram gurumebuta 毎日外食グルメ豚

秋田にある日本料理たかむらさんに再訪しました。

今宵は東西の食の著名人が集まった貸切会です。
迷シャン豚が一匹紛れ込んですいません。（笑）

前回訪問から3年も経過しているんですね！
月日が流れるのは本当にあっという間です。

外観、店内の雰囲気も変わっていません。
なんだか懐かしい気持ちになります。

皆さん揃ったところで貸切会が始まりました。

■頂いたお酒
☆生ビール

シャンパンやワインは事前にボトルを持ち込ませてもらいました。
☆Dom Pérignon 2009
☆Pierre Bourée Fils Gevrey Chambertin 1993
☆Puligny-Montrachet 2017

■頂いたお料理（1人分）
☆真蛸、南蛮漬け、カステラ、銀杏
☆助子（鱈子）旨煮
☆鮟肝
☆野菜の沢煮椀
☆向付

☆比内地鶏
☆鰻こく、白味噌
☆ずわい蟹の酢の物、芹
☆芝海老の真薯
☆香箱蟹

☆モンブラン
☆茄子パイ

江戸料理をベースに秋田の食材を取り入れた たかむら流料理です。
最近では東京、京都で豪華食材を多用した料理がもてはやされています。
たかむらさんは、食材の旨み、料理の大切さを教えてくれます。

比内地鶏一つをとっても、
頚部の皮に内蔵や身を入れたものを炭火焼きにして提供されています。
コストもお客さんに一方的に上乗せするのではなく、
より良い食材を生産者と直接価格交渉し、良心的なコース料金を実現されています。

本日3食目でお腹がはち切れそうになったのですが、全く胃もたれしません。
身体にも優しい料理ですね。

今宵も楽しい貸切会でした。
誘って下さった皆さん、高村さん、本当にありがとうございました！
今後共宜しくお願いします。

まだ雪の降り積もる中、たかむらさんを訪問しました。
全国から食通の方々が訪れる有名店になりました。

知人の方々の話しを伺い、
私も機会があれば、ずっと訪れたいと思っていました。

秋田駅から、タクシーで1000円程度です。
歩けなくもないですが、タクシー利用が良いでしょう。

閑静な住宅街にひっそりと佇んでいます。
本当に、ここに秋田を代表する懐石料理店があるのかな？と、いった感じです。

店内は、L字カウンター席と、6人掛けの座敷があります。
カウンターと調理場の間に、人が1人通られる通路があります。

まずは、生ビールで乾杯。
宿の温泉に入ってきた後に、エーデルピルス生を頂くのは、最高ですね。

日本酒は、まんさくの花 純米大吟醸原酒の冷酒を頂きました。
秋田県の地酒を色々、取り揃えていらっしゃいます。

コースは、せっかく秋田に訪れたので、一番高いコースをお願いしました。
一番高いコースといっても、一万円です。
全国区の有名懐石料理店のフルコースが、この代金で頂けるとは驚きです。

お客さんで満席です。
高村さんも忙しく、調理、盛付されています。

八寸
玉子焼き、バイ貝、海老、蛍烏賊、数の子
玉子焼きは、ふんわりほのかに甘く、カステラのようです。
仕込みに凄い手間が掛かっていると、おっしゃっていました。
蛍烏賊も噛みしめると、肝の味わいが口に広がり美味しいです。
シンプルですが、とても手が込んだ八寸です。

スッポンの茶碗蒸し
寒い秋田の夜に頂くと、体が温まりますね。

三陸で上がった鮑の塩蒸し
肉厚の鮑です。鮑の素材を引き立てた一品です。

椀物
筍、しんじょ

向付
平目、鮪、赤貝

秋田の雄鴨
ウインタートリュフがふんだんに使われています。

お口直し
ブラッドオレンジ

龍眼穴子
鶉の卵に穴子を巻き付け、煮てあります。
それを2つに切ったものが、龍の眼に見える事から、
龍眼穴子という名前が付けられています。
こちらの一品が、一番印象に残りました。

北海道産毛蟹

馬糞雲丹の揚物
牛蒡のフライが下に敷かれています。
中に馬糞雲丹が、たくさん入っています。

浅蜊のねこまんま
浅蜊の味が染込んだ雑炊です。
葱が添えられています。

香物

水物
ゴールデンマンゴー

派手さはないものの、食材、調理も良く、手の込んだ料理です。

ご主人は、高村 宏樹さんです。
江戸前料理に誇りを持って仕事をされています。
「太古八」にいらっしゃった頃の話しや
食材、調理に関する熱い想いを色々、話して頂きました。

いつしか料理の話しから、共通の趣味の話しで盛り上がり、
お客さんが帰った後に、高村さんと2人で30分以上も語り合いました。(笑)

腹一杯となり、高村さんのトークも面白く、大変満足させてもらいました。
お勘定もこれだけで良いの？と、いう代金でした。
「しのはら」さん以来の感覚でした。

東京や京都の3万円以上する予算帯の店との比較は、一概に難しいです。
1万円という限られた予算帯で提供されるコース料理としては、
抜群のコストパフォーマンスです。

秋田まで訪れた甲斐がありました。

メニューには掲載されていない、1万円以上の料理も作って頂けるとの事です。
次回は、1万円以上のお任せコースを頂きたいと思います。

ご馳走さまでした。