浅草「かつき亭」直伝の「とんてき」が食べられる店 : とんかつ 藤よし 土崎店

2014.2　再訪

「とり唐揚げランチ」790円

ご飯は炊き込みご飯、十穀米、白米からチョイス可。今回は炊き込みご飯を。
味噌汁はなめこ汁、豚汁からチョイス可。今回は豚汁を。

唐揚げはなかなか大ぶりで、薄衣がカリサク。
塩分が中心まで均等に染みていて、香味野菜の効かせ方は万人ウケするようなバランスを取ったもの。
変に醤油っ気に頼りすぎない調味で、肉汁しっかり。肉の弾力もなかなか良く、さすがは揚げモノ屋の唐揚げって感じですね。
スイートチリベースらしき油淋鶏風ソースとレモンも付くので、ヴォリュームあるけど途中で飽きないよう味変できる工夫もGOODですね。油淋鶏風ソースはちょっと酸味がマイルドで甘すぎな感じがしないでもないですが。まぁ万人ウケを狙うとこういう感じになるんでしょう。

マヨネーズもつく、適度にみずみずしいキャベツは2種あるソースのうちの「スパイシーソース」でいただきました。
胡椒が効いたソースで、キャベツがリズムよく食べ進められますね。

炊き込みご飯は鶏めしだった。
ちょっと米の含水量低下が気になるけど、調味は好ましい甘みがあって塩分がちょい控えめなのがGOODですね。

豚汁は以前オーダーした時よりも具沢山だったような。根菜だけでなく、肉もしっかり入ってたよ。
肉はさほど脂付いてなくて、薄切りじゃなくダイスカットに近いもの。
薄切りバラこそが豚汁に出汁・食感の意味でも好適だと思うけど、トータルのCPで考えたらOKなレヴェルでしょう。

他漬物。

因みにご飯とキャベツは食べ放題。
企業努力としか言いようのないCPですね。

「とんてき」程のインパクトは無かったけど、秋田市内では結構美味しい唐揚げですよ。

また伺います。

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「とんかつ藤よし 土崎店」に行ってきた。

場所は「優勝軒」とかゲーセンが複合した、国道7号線沿いの立地。

停めやすい駐車場完備。

結構繁盛してる店ですね。

店内は「米の娘ぶた」をポップ等で猛プッシュしてます。

トンカツやジャンボ海老フライ、唐揚げなどチェーンのとんかつ店として妥当、豊富なメニュー構成。

オーダーは、秋田ではおそらく藤よしでしか食べられない「とんてき定食（200g）」1100円
このとんてきは、浅草「かつき亭」直伝の味だという。

ごはんは「白米、十穀米、炊き込みご飯（この日は栗）」からチョイスできる。
また、汁ものは「豚汁、なめこ汁」からチョイスできる。
キャベツとごはん（3種とも）はおかわりし放題という大盤振る舞い。
今回は炊き込みご飯と、豚汁をチョイス。

よく教育され、テキパキと動く店員に感心しながらしばし待つ。

良質なロースを使用したとんてきは200gだと15mm厚で、300gだと20mm厚になるが、15mmでも結構ぶ厚い感じするねぇ。
カットは背側だけ切り込みを入れない所謂「グローブ型」ですね。
これって浅草名物というか「來來憲」で有名な四日市とんてきじゃないのか？と思ったけどどうなんでしょうか。なんか違うのかな？
メニューで「柔らかい！」とアピールしてるけど、角煮みたいな柔らかさではありません。
フォーク、ナイフが付くけど四日市の人はグローブ型のコレを噛みちぎりながら食べるらしいんで、例えば総入れ歯の人でもそれができるくらい柔らかいか？っていうとちょっと難しいかな。
噛みちぎった時の弾力が心地よいくらいの柔らかさ。

で、肉にもよ～く染みた、このソースが特徴的だねぇ。
ご家庭でハンバーグソース作る時、ソースにケチャップ混ぜてなんちゃってドミグラスにするけど、ベースはそれに似てる。
そのベースに豊富なフルーツと、柑橘のジュースを投入したような味。
それによってソースの適度な伸びと、爽やかな甘みと、心地よい酸味がプラスされている。
これ・・・食べ慣れると病みつきになりそうな味ですね。
レモンと大蒜のスライスも投入されているけど、なかなかイイ仕事してますよ。

スライス幅も良好なキャベツは新鮮でたっぷり、しかもおかわりし放題でGOOD。

栗の炊き込みご飯もイイねぇ。
小さめカットだけど結構入ってるよ、栗。
しかも栗の優しい甘み・風味を生かすように、味付けがシンプルかつ薄めなのがイイね。
これもおかわりし放題とは有り難い。

豚汁はなぁ・・・
根菜は入ってるけど、豚肉が見当たりませんよ？
豚の出汁と脂は出てるんで、入れ忘れたのかこういうもんなのか・・・
根菜もちょっと少ない・・・
コレが旨かったら、★3.5も視野に入ったな。
味噌は適度な熟成香がある、なかなか風味の良いものを使ってますね。

他漬物。

とんてき・・・フルーティな甘みと酸味がクセになりそうな、なかなか面白い料理でした。
米の娘ぶたは他店でも食べられるけど、これは秋田じゃココ系列でしか食べられないでしょうね。
また伺います。