好みって程じゃない…けど煮玉子は絶品！ : ラーメン専門店 徳川町 如水

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3連休中日の土曜､美容院帰りの女房から｢如水｣でラーメン食べたいと連絡。｢連休の土曜に？相当､混んでんじゃない｣？女房､｢じゃ先に行って並んでるから｣。むん､そうまでして食いたいなら付き合うか。ってことで上のガキも誘い出してチャリで追っかけ。

名古屋じゃ超有名店だから､その内､行かなきゃとは思ってたんだけど､近所だからついいつでもいけるさって思いつつ､結局､3年スルーしてたんだよね。それに超有名ラーメン店って敷居が高くって､会社帰りに通りかかって空いてるなぁって日も何度かあったんだけど行きそびれてた。

12:50､店舗脇に駐輪して店前に回り込むが､店外待ちの客なし。ありゃ､目論見違いだったか？と思ったら､20人弱のカウンター席を囲む格好で壁沿いに待ち客でびっしり。30人くらいのWaiting？どうやら右奥が先頭みたい。先客がカウンター席に立って空くごとに､客は右奥にずるずる詰め進んでる。曜日周りのせいかな？子供連れのお母さんとか女性も多い。

で女房､もっとずっと後の方だと思ったら､あと10人くらいの位置。入込み難いから躊躇しちゃうけど､応対に飛んで来たアンチャンに､連れがあそこに…丁度､ずれるタイミングで恐縮しつつ入れてもらう。但し､｢並ぶのは全員揃ってから｣って店内掲示あり。そりゃそうだよね､御免。

で待ち客にはラミネメニューが配られてて､丁寧な応対の店内誘導係りのお兄ちゃんが事前注文受け。チャーシュー丼かライスも付けようか迷ったけど､女房の手前､節制節制。ライスものは断念して､塩ラーメン730円･塩の全部のせ980円･香そば730円で注文。

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塩･醤油選択でラーメン730円/煮たまごラーメン830円/チャーシュウメン930円/全部のせ980円。
かけ580円/たいわん780円/担担麺830円/つけ麺780円/たいわんつけ麺830円。
大盛り/替玉+100円。※麺類のみ注文は30円プラスで上記金額⇒飯物と一緒なら30円引きって勘定。

ごはんもの：チャーシュー丼/ひじきご飯/鶏とごぼうの炊込み250(小200)円､ごはん150(小100)円､
ぞうすい(つけ麺限定)150円。トッピング：煮玉子100円/チャーシュー200円/全部のせ250円。
※休日ランチ⇒ご飯もの100円引き
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改めて見渡すと､厨房と客席カウンターの境界が高くないから､見通しも良く利いて開放感のある店内。そもそも通路も広くとれるほど余裕があるから､結構な数の客が入ってるのに手狭感は一切ない。それに厨房内のアンチャン達が､手際よく丼を仕上げて行く姿に活気がみなぎってる。閉店まで休憩取れないんじゃない？ってくらいの慌しさの中､技量も相当必要だろうけど､さすが人気店。

行列割込みから10分で着席､そっから5分で､カウンター上部の棚に､受け皿乗せでラーメン提供。■塩ラーメン､ネギものってなくって具は角切りメンマとチャーシュー2枚のみと至って質素。■全部のせは､チャーシューが4枚になって､煮玉子の追加トッピング。■香そば､塩ラーメンに､にんにくの香油とネギを加えたもの。

まずは塩ラーメンと香そばを､ちょっとずつ食べ比べて､俺の全部のせに取りかかる。でベースの塩ラーメンは後述として､香そば。焦がしたニンニク油入りってことらしいけど､その分､パンチが利いててネギ効果もあってか､塩より一般的ラーメン寄りって感じで口に馴染み易いかも。ただ逆にその分､印象としては薄くなる気がしないでもない。ってことで俺は塩の方が面白いかな？って感じたけど､シェアーした女房とガキはどっちもどっち状態。

俺のメイン､塩ラーメン全部のせ。一口目､まずイリコチックな魚介風味が香る。それから鶏油系なのかな？微かにコラーゲンっぽいトロミ(そのおかげか最後まで熱々)。※卓上に注釈あり：使用食材)内モンゴル産天然カン水使用特注麺･三河赤鶏･三河産豚･千葉産醤油･　沖縄産塩･枕崎産本枯節･土佐清水産宗田節･伊豆産鯖節･日高産昆布他･氷見産煮干他。化学調味料､不使用。

ただあっさりだろうって勝手に思い込んじゃってたけど､どっちかって言うと濃厚系？って言うか､そもそもこれ､塩ラーメンの範疇で良いの？って感じちゃう(ラーメンを語れるほどの通でもないけど)。二口目以降､魚介風味はどっかに飛んでっちゃって､複雑な素材ブレンドなんだろうスープで､食い進むほどパンチが出てくる。ただしっかりした味のスープだし､いつもと違ってライス頼んでないからか､後半､もうちょい塩っ気控えめの方が食べ易かったかなって感じちゃう。

麺は､スープに良く絡むやや固の細ストレート麺。そう特徴的ってこともないけど､案外､量はあるんだね。物足りなさを感じない程度の130g。チャーシュー､レンゲですくおうとすると､脂の筋に沿ってほぐれてく､優しい食感のホロトロ豚バラ。これ､丼の盛付け､忙しさにかまけてパパっとやっちゃうとホロホロ崩れて大変だろうな。好みだともっと歯応えがあっていいかなって思っちゃうけど､白飯のせでガッツリ旨旨ってのも100パー確実。

んで煮玉子！これがまた優し～ぃ仕上がり具合で気に入っちゃった。とろっと流れ出る半熟の黄身､これはまぁ他でも無いことはないけど､白身が絶妙な茹で加減なんだね。ちゃんと形を留めた温玉って感じでとぅるんとぅろん。楊枝でつっつくと､プルンって出てくる玉羊羹に通じる？…いゃ言い過ぎ､あくまでイメージね。でも塩ダレスープとライスに､この玉子だったら10個食えちゃう､10個。いゃ本当。

以上､いつも通りのラーメンライスだったら違ってただろうなと軽く反省しつつ､食べ終わったらとっととカウンター席で会計して退店。へぇ13時とっくに回ってんのに､待ち客､外まで伸びてる。客が客を呼ぶってか､大繁盛だね。

帰り道､かなり気に入ったみたいな女房､良かったぁだと。うん､確かに美味しいラーメンだったね。けど俺の舌には通うほどでも無かったかな。もちろんチャーシューや玉子は素晴らしかったし､大混雑店なのにストレスの少ない客あしらいもよくこなれてて◎。けど好みとしてね。

いゃもしかして俺のバカ舌には､スープが複雑過ぎだったってだけなのかも…75点､具材+2･接客+1で78点。次はこれも行きそびれてる｢花火｣にでも行ってみっか…その内。