古き良き名古屋が遺る　四間道の隠れ家!! PartＸ : 四季の蔵 右近 本店

　今日は、お仕事関係の人物に「右近」を紹介したく
　訪問しました!!

　またもや 久々の訪問で、
　この男、忘れた頃に、現れるなぁ～っと、
　思ってるに違いない。たぶん・・・。

　今日のお席は、窓から 小庭が見える 特等席!!
　このスペースには、4人座れるテーブル が ３卓ある。

　❖この日のオーダー
　・580円　 大粒の 落花生の塩茹
　・1080円　若鳥の柚子胡椒焼き
　・980円　 蟹クリームコロッケ （２個）
　・1980円　スペアリブの八丁味噌煮
　・4900円　イタリア 白ワイン ボトル
　・700円　 中瓶ビール　　　 ２本
　・750円　 お通し（お豆腐）胡麻かな？ ×2

　　合計：12,520円!!

　❖感想
　・意外と知らない「落花生の塩茹」。
　我が家の実家では良く食べたが、
　知る人は少なく、
　炒った落花生は知っているが、塩茹でを
　知らない人が多い!!

　これは、本当に美味しく、
　今の季節から出荷されるから、
　売場に並んでいたら、必ず購入する!!
　トウモロコシ の 季節くらいと同じ時期。

　・スペアリブの八丁味噌煮
　トロトロ料理で本当に美味しい!!
　1980円と値は張るが、外せない料理。

　・ワイン
　当日、混雑していたので、
　アルコールを、ちょこちょこ頼むが面倒
　と思い　ボトルでオーダー。
　ほとんど、自分が呑み、酔い過ぎた僕。

　・同行の人物
　納得され 次回から使いたいと語り、
　京都の様な街並みが、名古屋にあるとは
　思わなかったと語っていたから、常連に
　なるかな？

　最後に
　軽く女将さんと会話し次のお店に向かう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　

　その「四間道」に至る歴史について、右近のお店は
　歴史上の産物 と して息づいている!!

　四家道の「歴史上の産物」とは、この周辺は辛うじ
　て名古屋大空襲 の 大火災から延焼を逃れ「右近」
　の奇跡とも言える 歴史的建造物 で営業出来ている!!

　名古屋 の 第二次世界大戦　大空襲 とは？
　　　　　　　　　　↓
　熱田区　の　愛知時計電機/愛知航空機
　　　　　　　（航空機の部品製造）
　東区　　の　三菱重工業 大幸工場
　　　　　　　（現在は三菱電機）
　中村区　の　国鉄名古屋駅　　　　　　
　　　　　　　（物資輸送を途絶えさせる目的）
　北区　　の　名古屋城　　　　　　　
　　　　　　　 （軍の本部が置かれていた・・・）
　熱田区　の　国鉄熱田駅から東 の 日本車輛　　　
　　　　　　　（捕虜と共に爆弾製造）
　熱田区　の　熱田神宮　　　　　　　　
　　　　　　　（愛知時計電機 と 熱田駅に隣接）
　南区　　の　三菱重工業 　　　　　　
　　　　　　 （旧日清紡 現アピタ周辺）
　中区　　の　中心街
　港区　　の　名古屋港などの産業施設

　が大災害となった。（見で経験した訳ではない）
　名古屋の 中心地域は全滅し破壊されてしまった。

　愛知県は、京都よりもお寺が多いらしいが、
　名古屋市内にあるお寺は、空襲被害を受け、
　現在は、ほとんどが 鉄筋コンクリート寺院だ!!

　熱田区は、特にお寺が多い地域で、
　古い木造建築のお寺は、たぶん無い。
　熱田神宮境内 に至っては、焼け残った建築物は、
　自分が知る限り、
　西楽所（にしがくしょ）くらい・・・。

　その後、三河地震（みかわじしん）
　1945年1月13日の終戦間際に、
　名古屋は、大震災 で 破壊された。

　長々と災害の解説をしたが、冒頭に解説した様に、
　これだけの大災害を受け「右近」がある”四間道”
　が 災害から生き残った事を伝えたかった。
　
　※補足
　当時、捕虜の人々は、名鉄有松駅 の 北にある
　現在 日本車輛の社宅の場所 が 捕虜収容所で、
　そこから電車で、名鉄神宮前駅まで捕虜の方は輸送
　され、日本車輛 熱田工場で、爆弾製造 に 従事し、
　捕虜共々 米軍機で撃たれた と言う。
　(地元民からの談話から）

　❖「四季の蔵 右近」の地理は
　元々、名古屋駅から東で、旅館を営んでいた方で、
　有名どこで言えば「松岡旅館」と言った古い建築物
　の旅館。
　現在は、松岡ビルに建て替えられてしまった。

　右近は、旅館業を辞め、
　名鉄メルサ階にあったレストラン街で、
　日本料理店を営業していたが、
　メルサ の レストラン街が閉鎖される時点で、
　現在の場所に移った。

　現在のお店のある場所は、
　戦時中に被害を受けなかった「四間道」の
　蔵 を 借りて営業。

　四間道は、堀川に隣接している為、海上運送の
　要として、醤油・繊維問屋などが、川沿いに
　その名残の蔵を、お店に改造し、オープン。

　本当に、奇跡と言える場所に移転された事は素晴
　らしい!!

　❖「四季の蔵 右近」について
　何と言っても火の国 熊本出身 の 美人の女将さん。
　それと CA勤務からお店を手伝う事になった美人な
　娘さん。

　店内は、うまく蔵を改造し、お堀方向にカップル席
　を設け、現代にマッチした嗜好も忘れていない。

　❖料理は、
　夜は、　基本 懐石料理のコース設定。
　お昼は、ミニ懐石 ・松花堂弁当・名古屋御膳・カレー
　系もある。

　自分の好みは、
　右近特製 カツサンド で、懐石料理の様な堅苦しさは
　無い。

　女将さん が 熊本出身と言う事もあり、
　熊本の焼酎
　熊本の五木屋本舗の「山うにとうふ」もある!!　
　　（ない時もあります）

　「山うにとうふ」とは、豆腐を味噌に漬けた物で、
　味 が ウニ に 似ている為、名づけ、
　生キャラメル的 触感 は ウニっぽい。
　本当にお酒に合う。　（我が家でも取り寄せした）

　この「山うにとうふ」は、
　今池の　なかむら参　で知った。
　　　（現在はあるかは不明）

　❖最後に
　ここに常に通いたいのであるが、
　こんなお上品なお店、来れる仲間も少なく、
　忘れた頃に、現れる程度。

　まずは 女将さんに逢って お話し目的で・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上