名古屋を代表するフレンチ : ミクニナゴヤ

昨晩は友人の誕生日をミクニで祝った。この店はウエイティングバーを備えた本格的なレストランだ。ビルの高層階に位置して素晴らしい夜景、豪華な内装、全ての点で最高のお店だ。昨晩の料理は事前予約が必要なメニューで通常メニューと比較するとより華がある、よりゴージャスな献立だ。

調理の前に本日の食材が紹介される。オマールエビは目をキョロキョロ動かしているし、アワビはお尻を揺すっている。まずはシャンパンからいただくが、このシャンパンは超ドライなんだけど、しっかりシャンパンの香りを振りまいていて美味しい。昔はこんな時にはワインをボトルでいただいたが、現在はソムリエが選んだ素敵なグラスワインを楽しんだ方が面白い。未知のワインとスペシャル料理は、これまた未知の美味しさを楽しませてくれる！

料理はどれも素敵で最高に美味しい！合わせていただいたワインも、これまた最高に美味しい。食後にはクレープシュゼットのワゴンサービスを受けて、これまた最高に幸せな夜だった。

先週の日曜日は友人の誕生日祝いをミクニで行った。名古屋ではお気に入りのイタリアンは何店舗かあるが、お気に入りのフレンチと言われると少々悩む。以前にも書いたが、私にとってレストランとは幸せな時間を提供してくれる「場」という存在だ。まあ、レストランである以上、料理が美味しいというのは非常に重要である反面、私はそれ以上に「場」の持つ雰囲気やオーラが重要だと考えている。

そんな意味では、この店は最上級の「雰囲気やオーラ」を醸し出してくれる店だ。おまけに、と書いては失礼だがこの店は料理がとても美味しい。この店にはソムリエが6人も居るが、スタッフも完璧な人ばかりなのだ！安い店では無いが、提供している料理やサービス、そして内装や窓の外の景観、ロケーション、どの点でも非の打ち所が無い「完璧な店」だ。ここはJRの威信をかけたレストランなので、ある意味採算度外視のサービスを提供している、、、、と思ってしまうほど、贅沢なレストランだ。

そんな、素晴らしい店ならもっと頻繁に通っても良いのでは？との疑問が湧くかもしれないが、何事に対しても自信が無い私にとっては少々気後れする店であるのも事実だ。つまり「完璧な店」には、やはり「完璧な客」が相応しい訳で、自分が店に最も相応しい客としての存在か？と問われると、少々後ろめたい点がある、、、、、というのが行きつけにならない理由なんだと思う。

以下は2014年12月のレビューです。その時のタイトルは「外れの無いフレンチ」でした。

今日の午前中はサイナスリフトとインプラント埋入の手術があったが、ストローマンインプラント社の嶋田社長が「飯喰いましょう」とのことで、昼はマリオットホテルに出かけた。金曜日の昼だったが、客の入りは半分で、景気が良いのか？悪いのか？料理は外れの無い美味しさで、業界の未来？というか、いろいろ談義して楽しい時間が過ぎた。この店は料理も美味しいが、スタッフの動きというか対応は、やはり、素晴らしいと改めて感心させられた。

以下は2013年10月のレビューです。その時のタイトルは「流石だ！完璧だ！ここはやはり間違いない！」でした。

今日の昼食はストローマンインプラント社の新社長のお招きにより家内と二人で昼食を御馳走になった。ストローマンインプラント社は現在、世界でも日本でも最も売れているインプラントで私は同社のメーカー認定講師も仰せつかり、先日も全国の歯科医師を相手に実習セミナーを行ったばかりだ。彼はこれから大学に挨拶に行くということで酒を呑まなかったが、私は診療が無かったのでシャンパンを戴いた。しかし、この店はやはり凄いと思う。今回は接待で奢ってもらいお金を払っていないので幾らのコースかよく分からないが、完璧という皿ばかりだった。どの皿にも隙が無く、完璧に美味しい。この完璧さを名古屋の他の店に求めることは困難だ。というのは料理だけでなく、ロケーション、窓の外の風景、店内の内装、ソムリエその他のスタッフ、どれをとっても完璧だからだ。このレベルを達成すること自体が非常に難しいが、それ以上に長い期間、維持し続けていることが奇跡に近い出来事だ。シェフを始めとするスタッフの皆様方は大変な努力をしていると思う。店の皆様には深く敬意を表したい。

以下は2012年9月のレビューです。その時のタイトルは「料理は美味しく、サービスは素晴らしい。文句無しのレストラン」でした。

今日の昼は義母をミクニに連れてきた。今度次男がこのホテルで結婚式をするのだが、当日は本人の出席が難しそうなので、予めこんなところで式を挙げるということを実地報告した訳だ。昼のメニューで一番安いのがこれなのだが、￥6800円なので安い店では無い。しかし、料理は美味しいし、スタッフは素晴らしい。昨日の昼もホテルで食事をした訳だが、ココのレストランのスタッフは他の店には無い、元気をくれるサービスをしてくれる。まずはフロアは全て男性で人数も多い。若いスタッフも完璧な表情と動きでサービスをしているので見ていてとても気持ちがよい。特に若い佐藤君の自信に満ちあふれた表情と動きは素晴らしい。彼は新人の教育係のようで、若いスタッフにきちんと厳しく的確な指導をしている。このプロ意識と緊張感が素晴らしい。若い彼も、経験を積み歳を取ると優秀な先輩のように、怖い表情では無く、満面の笑顔でプレッシャーを与えながら後輩を指導するようになるんだろうな〜と頼もしく思えた。

以下は2012年5月のレビューです。その時のタイトルは「我家のお気に入りのレストラン」でした。

昨日はなんか美味しい食事がしたくなって、朝、家内に「今日の昼はリルに行こう」と言って仕事に出かけた。午前中に手術を済ませ、手術が終わってからアポイントを確認すると、午後からインプラント治療の相談の患者様のアポイントが入っていた。午前中の手術中に電話予約が入ったらしい。これでは昼に酒を呑む訳には行かないので、昼は簡単に済ませ、夜にリルに行くことにしたが、何度電話してもリルの電話が繋がらない。どうも、本日は貸切だったようだ。家内に「今日のフレンチは中止！」と宣言すると。家内の顔が見る見る内に曇っていった。マズい！これはマズい！これは雷が落ちる！嵐が来る前に「大丈夫！別の店を用意する」と断言したが土曜日の夜ということで、めぼしい店は、なかなか予約が取れない。ミクニは「夜の8時からなら御用意できます。」ということで、私達としては遅い時間の夕食となった。

さて、家内の機嫌は良い。料理は予め一人￥17000円の料理を予約しておいた。この店は雰囲気が好きだ。食器はリモージュのベルナルドと大倉で、自称フランス人の血が流れる私は古巣に帰った気がする。もう一つこの店の素晴らしいと感じていることは、シェフが黒子に徹していることだ。これは説明を要するが、今日は家内と二人の時間を楽しむ為に来ているので、シェフの散在は邪魔だ。スタッフが黒子に徹するのがホテルレストランのしきたりで、私的には「私がシェフです。」とは呼ばない限りは来ないで欲しい。

口取りは稚鮎を混ぜ込んだジャガイモのビシソワーズだが、これがビックリするほど美味しい。シャンパンはローランペリエで天皇陛下の訪問にちなみ、イギリス王室に敬意を払った。料理はどれも美味しく、素晴らしく進化している。詳細はメニューを見て欲しいが、フォアグラを始め全ての料理の味付けが進化していて驚かされる。素晴らしく美味しい皿ばかりだ。特にアボガドオイルを使用したフォアグラのソースはフォアグラの美味しさを最高に引出していた。また、肉の上の山葵の葉の揚げた演出や、彼方此方に使用されている大きなミントの葉も、新しい雰囲気で良い。

料理も美味しく、サービスも雰囲気も最高で、家内も御機嫌で、平和で幸せな気分で家路に向かうことができた。感謝、感謝！

以下は2010年12月のレビューです。その時のタイトルは「名古屋で美味しいフレンチを食べるならこの店」でした。

今日はクリスマスということでミクニに行ってきました。このホテルは名古屋駅の真上のマリオットアソシアホテルの52階にあり、このホテルのメインレストランです。ミクニという名前がついていますが、ミクニの経営でもなく、FCでもなく、名前を借りてJRが運営しているレストランです。名古屋で代表的なフレンチというといろいろな店の名前が思い浮かびますが、私はホテルが好きなのでホテルのレストランということでこの店になりました。キャッスルのクラウンは古いし、ヒルトンのシーズンズは無くなってしまったので、ある意味消去法での選択ですが、このレストランはなかなかよいです。まず皿ですが、四季の絵を描いたベルナルドの皿はこの店オリジナルです。料理はソースを重用視した、ある意味古典的な料理ですが私は気に入っています。料理はどれも手が込んで美味しい皿ばかりでした。今日はクリスマスということでメニューは1種類しか無く、席は完全入れ替え性で、5時30分という早い時間のスタート以外は問題ありませんでした。名古屋を代表するフランス料理店として今後も頑張って欲しいです。尚、接客を担当していただいた深津様にはいろいろ面白い話をしていただき、充実した時間でした。かれはチーズプロフェッショナルなので今度、時間がある時には彼にチーズを選んでもらいたいと思いました。